無関心でありたいのにいられない | ナノ


▼ Re:生物委員会

少年Iが固まっているのに気付き、他の少年達も少年Iの視線を辿り同じように固まった。
私メデューサじゃないから石化能力なんてないんですけど。

というかむしろ私が石化したい。
下級生に怯えられた顔をされるなんて…!

一応言っておこう。
小さい子は好きだけどショタコンではない。私は断じてショタコンではない。
どこぞのくいみちると一緒にすんな。

と、とにかくここに書類置いて逃げていいですか。

「ん?お前らどうし…た……」

どうしてお前が一番遅く気付くんだ竹谷!
気配とか気配とか気配とか…気付く要素は有ったはずだろ!
あーもういいよ書類渡してさっさと退散してやりますよ!

竹谷少年に「書類です」と一言だけ言って書類を押しつけた。
さて、退散しようか。

「てん……多上さん!」

少年Iが名前で私を呼び止めた。

「二度もジュンコのこと…ありがとうございます!」

何だ、ただの良い子か。
そして名前覚えてくれていたのか。

結論:伊賀崎はただの良い子
お礼はジュンコさんとのランデヴー権でお願いします。










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