無関心でありたいのにいられない | ナノ


▼ 火薬委員会の場合

火薬委員って十中八九火薬庫にいるよね。
火薬庫っていうとどうしてもアサ○ンクリードのテン○ル騎士団の火薬庫に着火させるミッションを思い出してしまう。
いやだって好きなんだもんアサ○リ。あのゲーム十八禁だけど。

で、ここが火薬庫か。
硝煙の匂いがわずかにする。
ここ普通に扉開けて入っちゃっていいの?
この中に火薬委員っているの?
入って変な疑いはかけられないだろうか、いやかかるだろう。(反語)

いなかった場合を考えて今回は出直そう。
そう思って振り返ると金髪の散髪師少年が向こうを歩いていた。
タイミング良すぎやしませんか。
計ってるんですか、計ってるんですね。

本来なら回れ右する所だが、手には火薬委員会への書類。
いつ渡すの?今でしょ。

斉藤少年に近づき、お決まりの台詞となった「各委員会への(略」と言う。
斉藤少年は受け取ってくれたが何故私の方を見つめる。
この散髪師が。ん?髪…?
嫌な予感がする…。

斉藤少年が口を開こうとしたその瞬間、

「それでは私はこれで」

早口で言ってやりました。
後は逃げるだけです。
まじでアサ○リじみてきたな…。ほら、暗殺後に逃げるあれ。

「あ!ちょっと待って!」

待つかよ。
というかお前ら天女嫌いだろ。何故話しかける。(最も、私は死人だが…)
何?髪の為ならそんなの知らないってか。この髪フェチめ。

あ、ちゃんと逃げ切りましたよ。


これで最後の学級…なんとかかんとか…に行きますか。





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