無関心でありたいのにいられない | ナノ


▼ 作法委員会の場合


で、作法委員会は何で生首フィギュアの群れの所に全員集合してるの。


つか上級生と下級生の気まずい空気の中飛び込んじゃった私ってどうなの。さらに気まずい空気にしてどうするの。
フェアリーのおかげで消えたストレスが倍になって返ってきたぞ、おい。
これも全て少年Kが「手渡し」言ったせいだ。ふざけんな。

とっとと書類を立花少年に渡して次行こう。

で、その立花少年だが「あの」と声をかけたら作り笑い浮かべてこっち見たぞ。
うん、誰がやっても作り笑いは気持ち悪いね!
ムカついたので無言で書類を突きつけてやった。

よし、受け取った。次行こう、次。

「天女様」
「あ゛?」

おっとイラついていたからつい素が。

そして何故呼び止めた立花少年よ。私は君達の課題にご協力して差し上げる気は更々ないぞ。
これでマジで課題関係だったら(判断基準:自分)以後立花少年はガン無視する。

「この後暇でしたら一緒にお茶など如何でしょう」
「はァ?」

課題関係だった。

というか手に持っている書類が見えねぇのか。
暇じゃねぇんだよ暇じゃ。
つか委員会中だろシメんぞ。
↑って事をオブラートに包んで言ってみよう。


「失礼ですが、作法委員会は私と茶を飲む時間があるほど暇なのですか。
 仮にあなたが私と個人的に、という事にしても上級生が下級生を放り出して私情を優先するのはとても感心できるものではありません。
 それに私、仕事残っているので」

一気に言ってやったよ!ふぅ、(多少は)すっきりした。
あ、立花推しの皆様申し訳ありません。
心の中で全力で土下座します。
で、その立花少年だが何も言い返せない様で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



作法委員が全員私のほう向いてるってどういう状況だよ、ジョニー。
え、何視線あれなんだけど。一種のホラーなんだけど。
あ、私が啖呵切ったからか。


よし。
さっさと退散しよ。









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