2

戻ると征は俺のジャケットに顔埋めてケツいじってた。
ローションなのか腸液なのか黒子のザーメンなのか……とりあえず太股までぐっちょぐちょに濡れている。
ジャケットは涎まみれで、それクリーニング確定じゃんとか、なに可愛いことしてんだよとか、まぁなんて言うか、勃ったわ。
「我慢出来なかった?」
「ん、ちが……たいが、が、すぐ、挿れられるよ、に……」
「マジで言ってんの?」
「ね、はやく……」
俺の袖を引っ張って、だらしない顔を近付けて来た。
「駄目だ」
「ンンッ!」
流されそーになっちまったけど、どうにか真顔作って征の手を払って、ケツに突っ込んでる指も引き抜かせる。
「他のヤローのチンポ咥えてたアナなんざ、汚くて使えっかよ」
わざと口汚く罵れば、征は絶望と快楽の混じった顔で目を伏せた。
「口使ったか?」
征が目を瞑ったままでふるふると首を振る。
「んじゃ、どーすりゃイイか分かんだろ?」
濡れた唇をなぞると、ぴちゃっと指先を舐めて微笑んだ。

征がゆっくり焦らすように口でジッパーを下ろしていく。
インナーに鼻先を押しつけっと目尻下げて熱い息を吐いた。手を使うなと言った事は無いが、どうやらこのやり方を気に入ってるらしい。ウエストゴムを咥えてパンツを下げられると俺の息子はたいそう元気になっていた。
征が大事そうに勃起チンポへ頬擦りする。視覚的なエロさハンパねぇ。
こーゆー時、実は俺の体目当てなんじゃねーかって不安になったりもする。自分で仕込んどいてなんだけど。
征はもごもごして唾液を口に溜めると先っぽに垂らした。それを塗り広げるように口を窄めて深く咥える。戻るときは吸い上げながら舌で裏筋をなぞられた。
「氷当ててやる」
左手でタオルにくるんだ氷を持って、腫れ上がった征のほっぺたにあてた。
「ゥ……ッ……」
冷たさに顔を顰めて、でも俺に触られたことが嬉しかったのか、喜んでいる。
それを行動に表すように、征が先っぽに舌をねじ込んできた。腰がゾクゾクしてジワリと先走りが溢れるのが自分でも分かる。そんで出たばっかの汁もジュルジュルと音を立てて吸われた。
「ッ、ヤベ……」
思わず漏らすと、征が得意気に笑う。
更に追いつめると言わんばかりに根元まで深く咥え込まれて、上顎のザラザラしたとこでカリを擦ってきた。しかも氷あててる右っかわだけ冷てーのがまたヤベェ。
「なぁ。俺、動かしてイイ?」
興奮も隠さずに聞けば、征も鼻息荒くして頷いた。
「んぐっ!」
両手で顔を掴み、一気に股間に引き寄せた。ムリヤリ奥まで突っ込まれて涙目になってんのに、ヤメテとは言わない。逆に、俺を気持ち良くしようと竿に舌を這わせてくる。本当に健気としか言いようがない。
   だから、酷くしたくなるんだ。
「ァ……ッグ……ァア……」
ガツガツ奥を突くと、気管の入り口が痙攣して亀頭が気持ちイイ。
普通のヤツならとっくに吐いてんだろーけど、征は良くも悪くも負けず嫌いだ。しかも俺に慣らされている。
鼻だけで呼吸が追い付かないから、俺が引き抜くのに合わせて上手く息を吸う。その酸素を吸い込むタイミングを見計らって、頭を固定して思いっ切り奥に突っ込んでみた。
「ンガッ!ッ……グッ……ァァ……」
ズズッと音がしそうなくらい奥に吸い込まれる。ねっとりと粘着質な唾液が絡みついた。
征は大きく見開いた目から涙を溢し、鼻水と涎も垂れ流しで震えている。
「ッ!出すぞ。今日は飲むな」
トんでる征のほっぺたを叩いて正気にして、奥に入れたまま腰を揺すった。
「ンンゥ……ッ……」
飲むなと命令しておいて直接食道に流し込むように射精する。征は飲まないようにと必死に喉を締めるから、イってる間も連続で気持ち良かった。
征が口を膨らませて耐えていると、廊下にバタバタと足音が響いた。あの二人が出たんだろう。足音がリビングの方に向かったから、俺は征を抱き上げた。
「お、アイツら終わったみてぇだな」
「んふぅ……ッ」 
「じゃあ征の汚ぇケツマンコ、綺麗にしような?したらココ、使ってやるよ」
自分でもサイテーだと思う顔で笑って乱暴に指先をケツに突っ込む。
じゅぷじゅぷとエロい音がするナカをちょっとだけ掻き混ぜると、征は唾液と混じって薄くなったザーメンをたらたらと零しながら嬉しそうに目を細めた。





赤司くんと黒子は淫乱なわけじゃないです。
極度のさびしがり屋です。

友人のHちゃんに捧ぐ。


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