いろは唄 | ナノ
学級委員長委員会委員

>> 某月某日



戻ってきた委員長を見た瞬間、なぜか涙が溢れ出した。

たまたま傍にいた伊賀崎が、とても珍しいことに慰めてくれた。何故だろう。

そして現状を知った途端、六年生の中で善法寺先輩に次いで温厚な委員長は切れた。

下級生の存在を察知すると途端に笑顔になったが、目が笑っていなかった。

これはもうすぐ終わると、可愛らしく笑う天女様を見ながらなんとなく思った。

そして今日も臨時会議があった。最近の委員長は神経質だ。




前頁 / 次頁