溺愛Logic








私の彼氏は0組の指揮隊長である、クラサメ・スサヤです。
武官になったばかりの私は、まだ18歳でクラサメさんとの歳の差は8歳。



私の猛アピールにもクラサメさんは冷静に対処して。
心臓が口から飛び出そうなくらい緊張した告白には“私はやめておけ”の一言。



私も冷気魔法が得意で“氷剣の死神”には凄く憧れていた。
…でも、何も私生活まで“氷剣の死神”じゃなくたっていいじゃない!



クラサメさんが、私の数百回目くらいになる告白に頷いた理由は想像つく。
きっと、もう断るのが面倒だったんだ…そうに違いない。


彼女というポジションを与えて、その気にさせておいて放置…!







「…おのれ、氷剣の死神っ!」



「それは、もう昔の二つ名だ。私に何か用か?」







……はっ!しまった、クラサメさんの私室の前で回想が暴走して。







「クラサメさーん!」



「院内ではそういう行為はするな、と言ったはずだ」







抱き着こうとしたら、これだよ。
久し振りに会ったのにさ、顔色も変えずにこれだよ!



この広げた両手の行き場を、どうしてくれるんだ。
因みに、院内では…とか言ってるけど部屋に居たってクラサメさんからそういう事してきたっけ?


私からはよく、クラサメさんの背中に張り付いて至福の一時を ―







「…って、ぁぁああああああああっ!!」



「なんだ、急に大声を出して。こんな所で騒ぐな」



「………っ、」







今、気付いた…気付いてしまった。
身体が小刻みに震え出して、…あ、やばっ……涙が。







「オリ?一体、どうし―」





― クラサメさんが伸ばした手を、避けてしまった





「ご、めんなさい…用事を思い出したので」







踵を返して一目散に駆け出した、私。
その背中で、クラサメさんが私の名前を呼ぶ声がしたけど…。


無視して、中庭まで走った ―











―――――――――――――――







中庭には、幸い誰も居なかった。
さっき、気付いてしまった事を思い出せば涙が出そうだから丁度いい。







「私、クラサメさんから触れられたこと…」







手を引かれた、くらいしかなかった。
抱き締められたことなんてないし、キスをされたこともない。



あれ?私達、付き合って半年だよね…?
もっと、キスより先をしてたっておかしくないし。



私って、そんなに魅力ない?それとも、本当に私に興味無いとか…。
どうしよう、本気で落ち込んできた。



仕方なく付き合うって言っただけで、好きとかそういうんじゃないのかも。
そうだよね、だってクラサメさんに好きとか言われたことないもん。


完全に一方通行じゃん、そんなの虚しいだけ ―







「あれぇ?たいちょ〜の彼女さんじゃな〜い?」







緩い感じの話し方で声を掛けてきたのは、シンクだった。
クラサメさんから話を聞いてるし、0組の子は名前と顔が一致する。







「シンク…それ、なんで知ってるの?」



「んへ〜…あのねぇ?隊長、オリさんの写真持ってるから〜」



「え?」



「前にね〜、たいちょ〜が落としたのシンクちゃんが拾ってあげたんだよ〜。
そしたらね〜、オリさんの名前を教えてくれて彼女だって〜“秘密だぞ”って〜。

あ〜…秘密なのに言っちゃだめか〜、オリさんだから別にいいよね」







ふわふわとした足取りで、言いたいことを言い終えると去って行くシンク。
…嘘、クラサメさんが私の写真を持ってるの?


彼女だとは、思ってくれてるんだ ―





私は一つ、決意をして今夜…クラサメさんの部屋に行こうと決めた。











―――――――――――――――







―コンコン。
クラサメさんの部屋の前で、漸くノックをした。


実は緊張しまくって、ノックするまで一時間ほど掛かってしまった。





ガチャ ―







「はい?…、オリか」



「あ、の……お邪魔しても?」



「あぁ、少し仕事が残ってる。適当に寛いでくれ」



「…は、い」







ドアを開けたままのクラサメさんが、中へ促してくれる。
私は廊下を進んで広いワンルームの部屋のソファに落ち付く。


キッチンから顔を出したトンベリが、私を見つけて飛び上がると突進する勢いで抱き付いて来た。



そんなトンベリを抱き上げて膝に乗せると、満足そうに琥珀色が細められる。
私の目の前では、再び机について仕事に取り掛かろうとするクラサメさん。



クラサメさんは黒いタートルネックに、細身のジーパン姿。
部屋の中だからマスクもしていないし、貴重なクラサメさんだ。


大きいとも小さいとも言えない、けれど抱き締められたら私なんか軽く覆ってしまう背中。



見ているだけで、私の胸はこんなにも騒いで触れたい衝動が湧き起こるというのに。
クラサメさんは、違うの?



そう思ったら、私はいつの間にか彼の背後に立っていた。
私の気配に振り返ったクラサメさんは、不思議そうに私を見上げて言った。







「オリ?どうした、何か飲むか?」



「…違う、」



「オリ?」



「――――ッ、」







服を、一枚、また一枚と自ら脱いでいく。
羞恥で顔が真っ赤だろうが、涙が浮かぶも気になんてしてられない。


いつも余裕で冷静で、私に興味無さそうなクラサメさんを…少しでも動揺させられたら ―



下着姿になり、真っ直ぐにクラサメさんを見つめた。







「オリ、何を…」



「触って、下さい」



「お前、何を言って―昼間の態度といい、おかしいぞ」



「私のことが好きなら、抱いて下さいっ!!」







クラサメさんは驚くも、昼間の態度と今の私の言動で何かしっくりきた様だった。


だってそれで、解るから。
私のことが好きなのかも、私に触れたいのかも…ね?一石二鳥でしょ。


でも、聞こえて来たのは深い溜息で私は絶望へと突き落とされる思いがした。







「このご時世だ、ゆっくり出来る時間など無いに等しい。
無理矢理作った時間でオリに触れて、どうでもいい日に愛を囁くなど…気が引けたんだ。

どうせなら、記念になる日に…そう思って私も耐えていたのだがな、裏目に出たな」



「…じゃ、クラサメさん…私のこと」



「ちゃんと考えているし、想っているが…不服だった様だな」



「え、あ…っと、その」







言葉を濁すと、クラサメさんはふっと格好良く微笑む。
私と向き合うと、そっと両頬を暖かい手で包んで親指で頬を撫でてくれる。



やっと、触ってくれた…そう思うと嬉しくて涙が零れた。
“泣くな”とクラサメさんは親指で私の涙をそっと拭ってくれる。







「オリ、…キスしてもいいか?」



「…はい、」







私が微笑むと、クラサメさんはゆっくりと唇を近付けてきて触れるだけのキスを。
少し離れて目が合うと、今度は私の唇を唇で挟む様に離れずにキスを繰り返される。


はぁ、と零れた吐息さえも飲み込む様にクラサメさんのキスが深くなった。



舌と舌を絡ませて互いのそれを堪能すると、離れ際に繋いだ銀の糸。
ぺろりと唇を舐めて断ち切ったクラサメさんは妖艶で、思わず背筋がゾクリとした。







「オリの誕生日はまだ、少し先だが…どうする?」



― ブラの紐の間に指を通しながら、悪戯に微笑むクラサメさん



「…もっ、解ってるくせに意地悪言わないで下さい」



― するり、と彼の長くて綺麗な指がブラの紐を肩から抜いた



「意地悪ではない。同じ気持ちで安心した、とでも言えばいいか?」



「!」







つまりは、今…私を抱きたいと思ってくれるということだ。
かぁっと顔が赤くなったと思う、クラサメさんがひどく優しい表情で頬にキスをくれたから。


所謂、お姫様抱っこをされて部屋の隅のベッドまで運ばれた ―











――――――――――――――――







あっと言う間にクラサメさんによって、一糸纏わぬ姿にされた私は腕で胸を隠す。
羞恥で顔が真赤だろうと思いながら、頼り無い視線をクラサメさんに送ってみた。







「…綺麗だ、勿体無いから隠すな」



「きっ…!やだ、クラサメさんだけズルイ」







私の腕を掴んで外しに掛かったクラサメさんは、服を纏っている。
その事を指摘すれば、クラサメさんが掴んだ手から力を抜いて微笑んだ。







「―ならば、君が脱がしてくれるのか?」



「え゛、それはっ…!」



「冗談だ。お子様なオリには、荷が重すぎるだろう」



「お子様、って―」







私から手を離したクラサメさんは、腕をクロスさせて黒いタートルネックを脱ぎ去った。
思わず見惚れたのは、脱ぎ方にか隠されていた引き締まった体躯にか。


浅いものから深いものまで、クラサメさんの身体には傷跡があった ―







「…余り、気分の良いものではないからな」







切なそうな表情は、その昔傷を負った時の事を身体が覚えているからか。
クラサメさんは、ふわりと私を抱き締めて首筋に顔を埋めた。







「私は、クラサメさんが生きててくれて…この傷と、此処に在って…私と出逢ってくれて、嬉しいです」



「オリ、」



「クラサメさんが、この傷で切なくなるなら…辛くなるなら、その傷のすべてに私はキスをします!」



「…ふっ、何を言い出すのかと思えば―」



「本当です、…全部クラサメさんだから…傷も、愛してます」







私の言葉に、驚いた様に身体を離して目を見開いたクラサメさん。
それから、ゆっくりと困った様に微笑み、口角を少し上げたままゆっくり瞳を伏せた。







「敵わないな、オリには…そんな君に、何時の間にか私は惹かれていた」



「…クラサメ、さん…」



「熱に浮かされてうわ言の様に口にするのは好きではないのでな、先に言っておこう」



「へ?」







クラサメさんは綺麗に微笑んで、私の頬を利き手でするりと撫でると耳元に唇を寄せる。







「―愛している、」



「!」



「オリの事を、私は…愛しているよ」



「クラサメ、さんっ…!」







嬉し過ぎて、涙が頬を滑る。
幾つも幾つも、クラサメさんが好きな分だけ止まらない。


それを微笑みながら拭い、“私も”と応えながらクラサメさんのキスを強請った。



“知っている”と優しい声色で応えてくれたクラサメさんは、何度もキスをしてくれる。
ちゅ、とリップ音と共に互いの唇が離れて至近距離で見つめ合う。


熱を持ったアイスグリーンと、熱に浮かされた私の瞳がキスの先を望んでいた ―



クラサメさんの無骨な手が、やんわりと胸の形を変える様に触れてくる。
緩急を付けたその触り方に小さく声を漏らすと、もう一方の胸の突起を舌先で突かれた。







「あ、っ…クラサメさ、ん」



「力を抜いて、楽にしていろ。初めて、ではないのだろう?」



「…はい。あ……、」







前者の問いには返事を返すが、後者には何だか応えずらく小さく頷いた。
私にはクラサメさんの前に彼氏が居た、クラサメさんだって私より年上だから彼女が居ただろう。


彼が小さく笑った気配がして、視線を向けた ―







「少々、残念な気がする。もう少し早く、オリに出逢っていればとな」



「!そ、れは…私だって同じですっ」



「そうか?男と女では変わって来ると思うが、」



「え?どういう意味ですか?」



「…本当に好きな女に、迫る術が無くては…な?」







耳元で低く、色っぽく囁かれて身体の芯が疼いた。
それをまた、煽る様にクラサメさんが耳の輪郭を舌でなぞるものだから堪らない。



耳元から離れ、首筋に噛み付く様にキスをすると軽く吸われちりっと痛みが走る。
クラサメさんの痕を付けて貰えたと思うと、嬉しくなって微笑んでしまう。



彼が再び、胸の愛撫を再開するのを見ながら柔らかい猫っ毛に指先を絡めた。
指先で胸の突起を抓まれ、びくっと身体が跳ねると彼はもっとと煽る様に口に含んだ一方の突起を吸い上げる。


唇を離して舌先で舐る様に、私を見ながら突起を一舐めしてくるから意地悪だ ―



胸の間に顔を埋めて、両方の胸を上下に動かす様に揉むクラサメさん。
絶妙な強弱でしてくるから声が上がりっ放しで、感じている顔を時折確認する様に視線が向けられた。







「はっ、見ないで…下さい」



「胸だけでこんなにも煽られる君が可愛くてな?」



「やっ、もう…!」



「此方にも触れて欲しかったか?それは済まないな」



「はっ、やん…ぁあっ」







くちゅ、とぷっ、と…秘裂をなぞってから指先が簡単に私の中へ沈んだ。
十分に濡れた其処が、待ち兼ねた様にクラサメさんの指を歓迎して熱を孕む。


きゅうきゅうとクラサメさんの指を締め付けると、彼は口角を上げて微笑んだ。







「オリの中は、私の指を気に入ってくれたらしい」



「そ、んなことっ…言わな、いで!」







指が増やされて、快感が増すとクラサメさんは中で指をバラバラに動かす。
かと思えば、指を揃えてぐるっと中で向きを変えて肉壁を抉ったりと巧みに煽る。


前の彼氏の拙さを思い出して、クラサメさんは大人の男なのだと思い知らされた ―



指を入れたまま、クラサメさんが体勢を下にずらす。
もう一方の手で、私の敏感な突起の薄皮を親指で持ち上げる様にした。


何をされるかが解って、思わず羞恥に声を上げた。







「クラサメ、さっ…だめぇ、ぁあッ―」







くちゅり、粘着質な音を立ててクラサメさんの舌がただ押し当てられただけ。
彼は私の様子を伺う様に視線をくれるから、私は恥ずかしくて小刻みに震えた。


“何?”と視線が言っているのが、止められている行為で嫌でも理解出来る。



今されている事が、堪らなく恥ずかしい…でも、このまま止められては辛い。
そっと彼の髪に手を伸ばして、撫でて、指に絡ませてみる。







「クラサメ、さん…お願、い」







私がそう言えば、満足したのかクラサメさんが突起を一度舐め上げる。
止めていた指の出し入れを再開しながら、突起を舌先で突いたり小刻みに舌を上下させた。


身体の奥から何かが込み上げてきて、快感で目の前がチカチカした ―







「な、んか…くるっ、あッ、なに…はぁっ!」



「オリ、イッたことないのか?」



「あぁっ、ない…れす…んっ、やぁっ」







ふっと微笑んだクラサメさんは、更に指を増やして私の中を蹂躙してきた。
中指で奥を擦られ、突起を強く吸われ、軽く其処に歯を立てられた瞬間に目の前が真っ白になった。







「ふっ、ゃ…あはぁっ、んぁああッ」







肩で息を繰り返し、一点を見つめて脱力しているとクラサメさんは突起にちゅ、とキスを。
そして、私の中からずるりと指を抜き去ると纏わり付いた愛液に舌を這わせる。


小刻みに身体を震わせながら、彼の行動に熱が再び上がるのを感じた ―







「オリ、可愛かった。どうする?疲れたのなら、やめ―」





― クラサメさんのジーンズの前が膨れて主張しているのが解り、そっと触れた





「やめられ、るんですか?」



「否、撤回しよう…気遣いは無用だな、オリ」



「そんな言い方、嫌です」



「ふっ、…オリが欲しくて堪らない」







“満足か?”照れ隠しにそう聞いてくるクラサメさんの首に腕を回してキスを。
何度も角度を変えて、彼を煽る様に唇を甘噛みして、開いた其処に舌を差し入れる。


クラサメさんから余裕を奪いたくて、舌を追って絡めながら、するすると下した片手で彼の胸を撫でた。



どちらのものかと解らない唾液が口の端を伝っても、お互いに舌を絡めて、吸い上げ歯を立てる。







「ん、ふっ、はぁ…ぁ」



「…っ、…ん」







クラサメさんの胸の突起を指先で弄りながら撫で上げて、きゅっと摘まんでみる。
ぴくっと反応したクラサメさんはキスの合間にも関わらず、私と一緒で目を薄ら開いた。


そして、意地悪く口角を上げて笑った事に私の嫌な予感は的中することになる ―



再び、キスを仕掛けてきてその間に素早くベルトのバックルとボタンを外し、そしてチャックを下げる。
夢中になってクラサメさんの舌を追い掛けながら、彼の胸の突起を弄って得意になっている私。


だから、気付かなかった片手で起用に事を進めながら私を穿つチャンスを作っていたクラサメさんに。







「はっ、ぁ…クラサメさぁ、ん」



「やってくれたな、オリ。お返しはたっぷりさせて貰おう」



「え?」







ずぷっと、何の前触れも無く下腹部が圧迫された。
いきなりで何が起こっているか解らず、クラサメさんが目の前で口角を上げて笑っている。


段々と追い付いて来た、圧迫感と快感に顔が歪んでいく ―







「ふっ、ぁああッ…!」



「なんだ、イッたのか?そんなに悦んで貰えたとはな」



「ひっ、あぁっ…待っ…てぇ」



「待たない。やめなくていいと言ったのはオリだろう?」







頬を撫でられ、甘やかす様に微笑みを向けられる。
その間も休む事無く、腰が打ち付けられて結合部からずちゅずちゅっと羞恥を煽る音が漏れていた。


軽く達してしまった私はクラサメさんの快感を流せず、敏感になった身体がすべて受け止めてしまう ―







「ひゃっ、らめぇ…!あぁ、んッ」



「オリの中は狭いな…油断したらイキそうだ」



「はぁ、…ぁ、中に…下さい…クラサメさん、の」



「…なら、一緒にイくか―」







クラサメさんはそう言って私の腰を掴むと、一層激しく腰を打ち付けた。
その度に彼を締め付けて、快感に悲鳴の様な嬌声を上げてしまう。



クラサメさんも私が締め付ける度に、眉根を寄せて目を細めた。
感じてくれているのだと解り、嬉しく思うも余裕の無い私。


中でクラサメさんの質量が増して、下腹部が更に圧迫される ―







「あぁぁッ、大きく…しな、で」



「可愛い事を…言うなッ―」







クラサメさんは私の腰から手を放して、抱き締めてくれる。
私も彼の首に両腕を回して応えると、微笑んだクラサメさんが目尻の涙を舌で拭ってくれた。


互いに絶頂が近く、私はクラサメさんを締め付けて、彼も私の中をこれでもかというくらいに抉る ―







「あぁッ、もう…っぁああああッ!」



「―――――ッ、」







ぎゅっとクラサメさんにしがみ付くと、彼も力強く抱き締めてくれた。
略同時に達して、私の中にクラサメさんのが大量に吐き出されているのが解った。


どくどくと中で脈打つ熱、それがじわりじわりと広がるのに幸せを感じた ―



“はぁっ”と色っぽい息を吐くクラサメさんを見つめると、額、鼻先に静かなキスをくれる。
そして最後に、唇を押し付けるだけの長いキスを唇にくれた。







「クラサメさん、私幸せです」



「奇遇だな…それは、私もだ」







お互いに微笑み合った。
中から引き抜こうとするクラサメさんに、未だ離れたくないと彼を締め付ける様に下腹部に力を入れる。


私の悪戯な微笑みに、クラサメさんは仕方が無いなという表情で微笑む。







「もう少し、こうしていて下さい」



「…後悔する事になっても、知らないからな」



「するわけ、ないじゃないですか…ずっと、こうしたかったんです」



「―オリ、」



「クラサメさん」







自分もだ、とそう伝えてくれる様にクラサメさんから優しいキスを貰った。
独り善がりの想いではなかった、ちゃんと私の事を想って愛してくれていたから。







「もう一度、君を愛したい―」










 貴方に求められて、同じ想いと知ったから


 だからこれからも、もっと…私を愛して下さい ―











end.





(…ところで、クラサメさん)
(なんだ?)
(私の写真、持ち歩いてるんですね)
(…!?何故、それを)
(シンクが教えてくれましたよ)
((アイツ、覚えていろよ))
(クラサメさん、私のこと大好きですね!)
(写真を持ち歩くくらいには、な)
(もうっ!大好き!!)




ロゼちゃんからモラッチャッタヨ!
イケサメキタ――(゚∀゚)――!!
ロゼちゃんの小説を見るとALWAYS鼻血でございます
いつもモグモグ(゚∀゚)ウマウマな夢をありがとうぅ
お陰さまで10万ダ!
これからも変わらぬご愛顧をお願いいたします!

ロゼLOVE☆100%なサクヤでした!