新妻プレイ


*0組主。




「お、おかえりなさい、あなた……」

「……ただいま」






オリは今、今日のお勤めから帰ってきた恋人を迎えているのだけれど。






「うむ、なかなか良いな」






オリは真っ白いエプロン一枚とパンツしか身につけていなかった。






「ほら、もっと胸を強調しないか。」

「い、いやだ!そんな恥ずかしいこと…!」

「…オリ、」

「……っ!」






耳元で甘く名前を呼ばれれば、びくっと体が跳ねた。







そして恥ずかしいのを我慢して、腕をぎゅうと胸に寄せた。







「よく、できたな。」






ちゅう、と露わになっている首筋に吸いつかれ、またしても体が震えた。










―――そう、これは一種のプレイなのである。



こんなことになった原因は、今日の朝にさかのぼる。







 □ □ □  



「オリ、今日は何の日だかわかるか?」

「うん?クラサメ隊長の誕生日。」

「そうだな」

「そうですよ」

「…」

「…」

「……」

「わかりましたよ、何がしたいんですか」

「これを着て、いつものように私を出迎えろ。それだけでいい。」

「なにこれ、エプロン…?」

「そうだ。但し……」



それ以外を身に付けることは許さん。そう言われた。





言われた瞬間に部屋から逃げようとしたものの、賢い従者とクラサメに挟み撃ちされて逃げられなかった。





 □ □ □  






そして今に至る。






つまり裸エプロンをやれということだった。





抵抗したものの、「やらなければ、もっとひどいことをさせるぞ」と脅されたので仕方なくこうして裸エプロンをしているオリ。


しかし本当に全裸でやるのは抵抗があったため、パンツを一枚穿いている。







さすがにこれくらいなら咎められないだろうと思い、そのまま立ちあがって夕飯の準備をしに行こうと思った瞬間。







「オリ、なぜパンツを穿いている。」


クラサメはすべて言い終わる前に、壁と自らの間にオリを閉じ込めた。




「だ、だって…、恥ずかしいから……」





顔を真っ赤にして言うオリ。






「駄目だ。脱げ。」





そう言うと、クラサメは一気にオリのパンツをおろした。






「や、あ……!」


「ほら、さっさと夕飯の準備しろ」




エプロンの上から乳首を刺激されてオリは抵抗できなくなり、クラサメに後ろ姿を見られないようにしながらキッチンへ向かった。




















ソファに座っているクラサメの視線が痛いと感じながら、オリは夕飯を作っていた。






突き刺さる視線がなおさら羞恥心を生み、なかなか作業が進まない。







(やだ…、逃げたい……)







そう思っていたところ、





「オリ」


「きゃ!!」





いきなり後ろから抱きつかれる。いったいいつの間にこっちに移動してきたのであろうか。氷剣の死神恐るべしである。



背後から回された手はいろんなところを撫でまわし始めた。





「先にオリから頂こうか」

「やだ、クラサメさ…ん、…お料理冷めちゃう……っ」



エプロンの生地はまるで裸エプロンをやるために作られたかのように薄く設計してあり、ぷっくりと硬くなった乳首が丸見えである。




エプロン越しにふにゅふにゅと胸の形を変えられ、ときどき先端も弄られる。




「あぅ…、っひゃあ、ん」

「見られてただけでこんなに硬くしてたのか?」

「ちが、ぁ…っ、ぁん!」





くりくりと感触を楽しむかのように弄られ、オリは作業を停止せざるを得なかった。



その間にも背筋を駆け巡る快感は止まらない。






ちくっと首筋に痛みが走り、そこから熱くて濡れた舌先が這わされる。

その舌先は耳まで昇り、そのまま耳たぶをちゅうっと吸われたり、甘噛みされたり、わざとくちゅくちゅ音を立てながら舐められたりと、耳から脳が犯される。




残念ながらクラサメは、オリは耳が弱いということを心得ていた。





的確にオリが感じるところから、最大限に快楽を引っ張ってくるというのがクラサメという男である。






胸を弄っていた手が片方、するすると腰を伝って下りてくる。

降りてきた手は内太ももを撫で、徐々に脚の付け根へと這いあがってきた。




「はぅ…、っん、ぁん!」




とろとろになった秘裂に指が這わされ、脚ががくがくと震え始める。


愛液は溢れんばかりに分泌され、白い腿を伝っていく。





「もうこんなに濡らして……。ほら、ココも硬い」

「あっ、そこ…、やぁ、っ!」




オリの愛液が絡みついた指で敏感な突起とぐにぐにと押しつぶしたり、くちゅりと音を立ててこすったりする。



ビリビリと背筋を這う快感に、オリの思考はドロドロに溶けきっていた。













完全に熱を孕んだオリを確認すると、クラサメは意地悪く笑んだ。





「そういえば、腹が減ったな」





情事中に何を言い出すかと思えば、クラサメはオリの体をくるりと回転させ、キッチンの上に載せた。


そして問答無用でオリの脚を開く。





「いや…ぁ、見な、いで…」



ピンク色に染まったソコからはとめどなく愛液が流れ出し、ひくひくとクラサメを誘っていた。




「本当にトロトロだな」




そう言ってクラサメは、ソコに顔を近づけた。






「きゃあ…!」



恥ずかしくなって目を瞑る。




が、一向に来ると思ったところには舌先は触れず、代わりにクラサメの舌は内太ももに這わされていた。





クラサメは垂れている愛液を掃除するように、味わうように、ねっとりと舐め上げていく。


その蜜は甘くも感じられた。






触れてほしいところに触れてもらえず、ただ焦らされているような気分のオリ。


さっきから、秘裂は物欲しそうにひくついている。






そして、当のクラサメ本人は、「どうしてほしい」と目で訴えてきた。






羞恥心の所為で言葉にすることはできない。


だけれど、体は酷く疼く。




その疼きに耐えられなくなり、オリはクラサメの柔らかい髪の毛をくしゃりと握った。






わかりましたと言わんばかりに、太ももに這わされていた舌先が徐々に脚の付け根へ昇ってくる。


そして、ふっと息を吹きかけられたのを合図に、其処に熱い舌が這わされた。





「あぁあっ!ぁ、ひ…、ひゃう、っあん!」




くちゅくちゅと音を立てながら、敏感な其処に熱い舌が這わされた。

もう抑えられなくなった喘ぎが止むことなく出てくる。




一番恥ずかしいところに顔を埋められて、オリの頭はパンク寸前だ。




舌先で突起を弄られたり、膣の中にまで舌が侵入してきたり。





膝裏を掴まれ持ち上げられた脚はがくがくと震え、涙で視界が歪んでいく。





「…あっん、ひゃ…くらさめ、さん…っ」





力無い声で名前を呼ぶと、今度は突起だけを責められていく。





羞恥心でクラサメの髪の毛を再びくしゃりと握った時、予期せぬ刺激が体全体を駆け巡った。




突起を唇で挟むようにすると、クラサメはぢゅうううっと強く突起を吸い上げた。




「ああぁあっ!だめ、だめだめだめぇ!イくっ、イく、っ!!」




強く髪の毛を握っても、クラサメは吸い続けた。



あまりにも強い快感が全身を高速で駆け巡り、体がビクビクと痙攣する。





「ひぁあっ!!!」





その刺激に耐えられず、いつもより大きな声で喘ぎながら達してしまう。







とろりと溢れだした愛液を舐め上げ、手の甲で口元を拭いながら、クラサメが顔を上げた。



余りにも強すぎた快感の所為で、オリの体は少しの間痙攣し続けた。






クラサメはビクビクと震え続けるオリの背中をさすりながら、熱の孕んだ声でオリに問いかけた。



「今日は、危険日か?」



ふるふると首を横に振るオリ。



「じゃあ、ゴムはつけなくてもいいか?」



今度は首を縦に振った。









クラサメは危険日でない限り、ゴムをつけようとしなかった。

だから、一向にゴムの在庫が減らなかったりする。





今度はオリを降ろし、背を向けさせる。





痛い程に張り詰めた自身を取り出し、オリの膣口に宛がう。


「きて、クラサメさん…」


か細い声で誘惑され、クラサメもブレーキが吹っ飛んだ。






細い腰を掴み、その内部を味わうように、ゆっくり挿入していく。



「っふああぁ…!おっきい、っ」

「…っ、」



幾度となく肌を重ねてきたものの、オリの膣圧は処女を奪ったときからちっとも変わらず、処女のようにクラサメ自身を締めつける。

狭くて熱い内壁を押しのけるようにしてすべてを埋めれば、クラサメの息もすっかりあがっていた。




クラサメは短く息を吐き出した後、いきなり激しく突いた。



「あぁあ!激し、よぉ…!っあん!」

「…、は…」




知り尽くしたオリの体を、容赦なく突き上げて、オリの一番感じるところだけを擦った。


出し入れするたびに響く水音も、二人を興奮させるだけの催淫剤になってしまっている。






クラサメとオリは向き合うような体位をとったあと、さらに激しく愛し合う。


「っあああぁ!イくっ、イくぅっ!中にちょうだ、い…!クラサメさんの、せーしっ!」

「…っ、ああ、いっぱい出すからな……!」




言葉を交わした後、深く深く口付けを交わす。

お互いの舌を絡め合い、何度も角度を変えながら。






「あぁあ…!!」

「っく―――…っ!」



オリが達した直後、クラサメ自身は精液を搾り取られるかのように締めつけられ達した。

びゅくびゅくと熱いものでオリのお腹が満たされていく。




新妻プレイ、いいかも。とオリが心の中で思ったのは、クラサメには内緒である。






END


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お待たせいたしました、激裏!


裸エプロンでご満悦なクラサメさんを書きたかっただけです。




お粗末さまでした!




&リクありがとうございました!

遅くなって申しわけありません;