とりあえず私の部屋に入れてベッドに寝かせる。
連れてくるまでの道のりも長く、険しいものだった。

…さて、どうすればいいやら。

「くらさめ、たいちょ」

そんな舌っ足らずな声で呼ばれては、男としての本能が覚醒しそうだ。

「たすけ、て…っ」

か細い誘惑に負け、私は熱くなる顔を押さえながらため息をひとつついた。





汚れないようにスカートを脱がせて仰向けに寝かせる。
ちなみに暑いのでコートとマスク諸々は外しておいた。

ごくりと唾を飲み、真っ白な腰を自分の膝の上に乗せて足を開かせる。

「…〜〜〜っ…!」

よほど恥ずかしいのかオリの顔は真っ赤だ。
やはり年頃の娘らしい恥じらいが存在する。
そりゃそうだ。若い女性なら自分の陰部を他人にまじまじと見られて恥ずかしくないわけがない。

「……」

オリのそこは既に濡れきっており、ひくひくと私を誘惑していた。
頭をよぎるイケナイ考えをなんとか無視し、問題へと移る。

「どんな感じなんだ」
「なんか、…妙な振動が…ぁ」

振動、振動。
アレしか考えられん。
そして犯人もアイツしか考えられん。

「すまないが、開いていいか…?」

もちろん膣口を。
すこしだけ開いて蜜をこぼしているものの、それだけでは中を確認できない。

一瞬躊躇ったように見えたが、こくりと頷いたのも見えた。
平常心を唱えながらソコに触れた。
ひくん、と疼く。

「ぁ…」

声を漏らしたオリ。
畜生、可愛い。
そのまま指で広げた。

「…」

俗に言う『くぱぁ』状態である。
沸き上がる欲を押さえながら中を見ていく。

「あったぞ」

かなり奥に入り込んでいたが、中で振動している物体を発見した。
いわゆるローターである。
中で、しかもかなり奥で振動していた。
ワイヤレスというのも恐ろしい。

「とってくだ、っぁ…!」

びくり、とオリが体を震わせた。
どこまで私を煽れば気が済むのだろうか。

というか、取るにしても問題があった。
指でとるなら最低でも2本入れないと無理だ。
もしオリにそっちの経験がないなら、気づかないうちに膜が破れてしまうかもしれない。
まずは経験の有無を聞かねば。

「オリ、経験はあるか?」
「…?」

言わせるのか。

「…セックスのだ」
「……」

顔をさらに赤らめて黙った。
無いのか?と問えば首を横に振られた。