うぃーく







この日、エントランスであり得ない光景が広がっていた。




「えへへへへへへへへへへへへっへ!!!!!!!!」


「や、やめろ…!オリっ早まるな!!!!」








なんと0組候補生オリが隊長であるクラサメを、これまた酷い笑い顔で追いかけまわしているのである。




「クラサメたいちょぉー!照れなくてもいいじゃないですかぁー!!」

「馬鹿か!これ以上やめないならブリザガかけるぞ!」








「なぁ、アレはなんだ?」

サイスがまるでこの世にないものを見てしまったかのような顔をしてセブンに問う。


「なんでも、カヅサがクラサメの弱点をオリに教えてしまったらしくてなぁ…。」
「はん、そういうことか。」




クラサメも物凄いスピードで走っているがオリも物凄いスピードで走っている。今のところ互角といったところだろうか。
















「さぁー、もう逃げ場はないですよぉ…!」

「く…!」


逃げに逃げ回ってテラスに来たものの、追いつめられてしまうクラサメ。

もうMPも底をつき、エーテルも無い。

ジリジリと追いつめられてしまい、逃げ場は遂になくなってしまった。



「さぁ!観念して万歳してください!」

「断固拒否する!」

「しょうがないですねぇ〜。」



ニヤニヤしているオリは、制服の裏ポケットから針を取り出す。



「! それは…ッ」

「YES。これは運動神経をマヒさせる針。感覚神経はそのままでね。」



そのまま一目散にクラサメに針をブン投げる。


カカカッと音がし、針がなぜかレンガに刺さっている。



「くっ…」



やはり昔のようには動けないので回避するのがやっとなクラサメ。だが…


「遅いです!」



1本が左大腿二頭筋に刺さった。

「ぐぁ…ッ!」



そのまま力が奪われ、堅い大理石の床に崩れ落ちる。




「ふふ、いい子にしててくださいね…。」

「やめ…ろ……!」


ぴっと針を抜き、意地悪い笑顔をうかべたオリは、ぐっとクラサメの細い腰をつかむ。



「…!」


ぴく、と反応したのを確認し、


「こちょこちょいきまぁーす!」


クラサメにこちょこちょやり始めた。



「ン…、…く…」



クラサメは目をぎゅっと瞑り、必死に耐える。





「はぁーい、隊長にチャンスを与えます!」

「…っ、何だ…?」

「……一番弱いのはどこかしら?」

「……」


「あーあ、教えてくれたら早めに解放しようと思っ「首だ!」

「ふふ、了解」



こんどは首をこちょがそうと触ってみたところ、

「…くっ…!」

指一本触れただけでこんなんだから、もっと触ったらどうなるんだろう・・。














「や、ぁ、…ン!やめッ、ひあ!」

テラスにいる生徒は皆、クラサメに釘付けである。あの氷剣の死神が目の前で生徒にいたぶられているのである。挙句に普段絶対に聞けないような声と吐息を漏らしながら。


「さぁ、先生、交換条件で追試を取り消してくれますね?」

「んぁ、は…誰がッ、そんな、事…!」

「取り消してくれますね?」

片方の手をこんどは腰へ持っていき、骨盤のあたりをぐっと掴む。

「ひあッ!…分かったから、やめろっ…!」


「はぁい!お疲れさまでしたぁ!」




手を止めると、ぐったりとしたクラサメがつぶやいた。

「…はぁッ、はぁッ…カヅサ…、シメ殺す…」



「いやぁ、隊長にちょっとヒドイことしちゃったねぇw」

そう言いながら腰をつんと触った。

「んッ…!」

「じゃぁね、隊長」

「ま、待て…!」

いまだ体をブルブル震わせているクラサメをよそに、オリはるんるんと鼻歌をうたいながら去っていったのである。




,.,.,.,.,.,.,.,...,,.,.,.



なんかまた意味不明。

ただクラサメさんをこちょがしてみたかっただけです。

ご期待に添えてなかったですね、はいorz


でもイジリ通せてよかった←




リクありがとうございました!これからもよろしくお願いします!