つい最近知ったことと言えば、
友達に彼氏が出来たり、先生が本当は30代だということだった。
衝撃的と言えば衝撃的だが、最も一番衝撃的で驚きが隠せなかったことがあった。
それは、今から遡る事、2時間前。昼休みが始まり、いつも通り、和成と緑間君と私でお昼ご飯を食べている時のことであった。
今日は緑間君が日直だった。
だから、お昼ご飯をとり、すぐに先生の元へ行ってしまったのだ。
それがいつもとちがう点。

「なぁ、今度の日曜あいてる?」
和成が言った。私は、あいてるよー、と軽く言った。

「んじゃ、どっか行くか、久々に」
窓の外を見ながら和成は言った。いつもニコニコと笑顔の和成がちょっと照れくさそうな顔をしていた。私は、うん、と頷く。そしたら和成は、おう、と嬉しそうに言った。
それでも、窓の方を向いていた。
絵になるなと純粋に思った。


そして、今。そう、今更デートの誘いだと気づいたのだ。
授業中なのに顔が熱い。あぁ、熱い。冷たい手で頬をおおう。
気持ちよかった。
熱でもあるんじゃないかと思ったが、ダルくもなかった。
やっぱり、意識しているんだ。あぁ、苦しい。


*


彼女をデートに誘った。
緊張はしたもした。なんてったって、久々の誘いだからだ。
あの場に真ちゃんが居なくてマジ良かった。心から感謝するぜ。
何ていったかイマイチ覚えてねぇ。我ながらカッコ悪ぃ。
でも、彩花が頷いてくれたのは覚えていた。
真ちゃんは何も聞かなかったが、あの後から俺達は一言もしゃべっていない。
目が合えば彩花がそらしてしまう始末だ。(ちょっとショックだけど。)


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