休憩タイム

「カルロ―、白河―! オッケーだったよ!
まぁ、当たり前だけどね!!」
彩花と別れて、カルロと白河に話す。
二人は良かったな―、と言っていた。


「鳴、宮本のこと好きだもんね―。
ウザイくらいに」
「あっ、白河!! それ彩花に言うなよ。
顔赤くしちゃうから」
そうかよ、とカルロは言う。
あぁ―あぁ―、悔しそうに言うなよ。

「あ、そういえばカルロ、吹部の後輩とどうなの?」
「あ? あぁ―、まぁ。明日家行くけど」
「!? おいらは今日、彩花の家族に挨拶に行くけどね!!」
「はいはい、分かったよ」
「白河、そう妬むなよ―」
「白河もバド部の子とどうなんだよ」
カルロと白河はおいらの目の前で自分の彼女ね話を始めた。別に羨ましくないもんね!!

「樹っ! ブルペン行くよ!!」
「え? あ、はい」
樹はオドオドしながら、おいらの元へ駆ける。
さっきまで居た教室をチラリと見れば、彩花と目があった。あ、そらされた。

「彩花―!! おいらのピッチング見といてよ―!」
ブンブンと手を振って言うと、彩花は少し恥ずかしそうに手を振り返す。

「よ―し、おいらのかっこいい所見せてやるか―」
「鳴さん、今日のピッチングなんですけれど……」
「あぁ―、樹決めて良いよ」
「え、いいんですか?」
「頂点取るからね!!」
「は、はい!!」
樹は元気よく返事して、構えた。
よ―し、今日も練習頑張るか!
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