とある一般女性の話

プロ野球界で一番人気な彼、成宮鳴。
彼のことを知らない人は日本中探しても居ないであろう、と言えるような人気をもたらす人物だ。
そんな彼に興味を持った私は、今日、初めて野球ドームへと足を運んだ。
彼の所属しているチームのショップに行けば、彼の品物がたくさんあった。
とりあえず、タオルと携帯用品を買った。

試合もかっこよかった。投げて、打って、と、 全てにおいてカッコイイにつきた。
だからなんだと思う。
彼が遠い存在だと気づいたのだ。元々知らない人同士だったけど、もっとそう思えてしまった。

どうせあのモテる彼のことだ。女子アナと結婚するに違いない。私は確信したのだ。
だけど、やっぱり、私は彼を応援しようと思うのだ。
結婚できなくても、恋人同士になれなくても、彼が野球で目立って、世界に羽ばたいてくれれば良いのだ。

彼の名前が世界に行き渡れば……。
| #novel_menu# |
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -