「いやー、スカッとしますね。スカッと!!」
沢村君は終わった後に、一人でワーワーと騒いでいた。
本当、元気な一年生だ。

「ハッハッハ! 勝ったら勝った分だけこれができるぜ?」

「はっ! 御幸一也!! 
 約束したのに、昨日、球受けてくれなかったよな!!!」

「ハハッ。そーだっけ?」
御幸は笑ってごまかしている。
その隣では、降谷君も御幸に何か言っている。
本当、御幸はモテるなー。


「よし、じゃあ俺は帰る」

「あぁ? 哲、お前もう帰るのかよ。
 いつもなら最後まで居るじゃねーかよ」
哲と純の話が耳に入ってくる。


「純からのアドバイスを参考にしてな」

「はっ。そうかよ。
 じゃあ、また明日な」

「あぁ」
哲と純は意味ありげな会話をした。


「……彩花、帰るぞ」
あぁ、こういう事か。
私はそう思ったことを、哲には言わずに頷いた。
哲は着替えてくるそうなので、私はそのままここで待つことにした。






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