「え? お昼を?」

「そうなんスよ。
 なんか、御幸が皆さんと食べたいとかなんとか。
 正捕手になったら大変になるとかなんとか……」
純はそう言いながら、私から少女漫画を受け取る。


「ふーん、それってさ、私も行って良いの?」

「勿論! でも、食べる所……あ、
 一年の教室で良いっすよね」

「私は良いけど……。
 ほかの人がどうなのか」

「みんなはオッケーらしんで!」

「へー、やる事が早いね。じゃあ、楽しみにしてるよ!
 あ、哲也君! 一緒に帰ろ
 バイバイ、純君」
私はそういうと哲の方へ駆けた。


「できてんのか?」
少女漫画を見ながら言う純であった。


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