「え、じゃあじゃあ、俺の第一印象は何スか!?」
「あ、僕のもお願いします」
「僕も」
上から沢村、小湊弟、降谷が言った。
話の途中だが、この三人は言葉を発した。
「え?
あ、えっとね……」
彩花は突然の事に、少し戸惑った。
けれども、笑って次のように言った。
「沢村君は、元気があって良いなって思う。
んー、何ていうんだろう。チームを盛り上げてくれそうだよね。
春市君は、可愛い! スっごく、亮介とは違って。
降谷君は、なんかクールだよね。無口だし」
「おぉ! 俺、そんな風に見えるんスか!?」
「可愛いは……ちょっと」
「クール……(良く分からないけど、ジーン)」
1年生トリオはそれぞれに思ったことを口にしていた。
彩花はそれを見て微笑んでいるだけであった。
「そういえば、彩花センパイ!
先輩は……悔しいッスけど、キャプテンと付き合ってるんすよね?
どういういきさつで?」
沢村の言葉に、彩花はドキッとした。
「誰から聞いたのかな、沢村君?」
「御幸一也からッス!」
「御幸ねぇ……ありがとね、沢村君っ」
彩花は笑いながら言った。
正直、怖い。
そして、彩花はまた話し始めた。
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