「はじめまして!!御守奈美(ミモリ ナミ)です!」
転入生がやってきた
三年の5月、なんて微妙な時期なんだろう
クラスは何で転校してきたのかについて話始めた
――やっぱりイジメ?
――そうでしょ
――だよね、それ以外考えられないし
――かわいそー
――どうやって接するか困るよね
――ねー
『あ…』
「どうかしたの?小林さん」
『…教科書、忘れちゃった』
「フフ…見せてあげるよ」
『ありがとう幸村君。助かるよ(……あの女の子、私を殺した子だ)』
「席は幸村の隣だ。幸村、手を挙げろ」
「はい………ね、小林さん。今日先生鬘ズレてない?」
『え…?あ、本当だ』
手を挙げたあとこっそりと話して微笑みあった
その時に御守さんに睨まれたけど…
……この幸せはあげないよ?
「よろしくね、幸村君!」
「うん、よろしく。御守さん」
お話のハジマリ