朝練のち、昼食
どうも皆さん。
一日目にして合宿が面倒になってきた麗です。
超帰りたい。
せめてベッドに行きたい。寝たい。
こっちは5時に起こされたのに…さっきまで寝てた一部レギュラーが憎くて仕方ない。
睨んでたら柳君に注意された。怖いんだそうだ。んなの知るかっ!!私に睡眠を寄越せ!!
「佐久間ー、ドリンクはー?」
『チッ。はいはい、今持ってきますよコノヤロー』
「……機嫌悪いな」
『…眠いんだよ』
恐る恐る話しかける部員にちょっと反省した。
*** ***
結局私の機嫌は最悪で。
見兼ねた精市君が「寝といで」と部長命令を出した。
その時は意地になって断ろうとしたけど、結局精市君に従って良かったと今は思う。布団ぬくぬくー。
でもそろそろお昼なんだよね。
起きないと怒られるだろうなー。
「おはよ、麗」
『おはよう氷皇。なんで居るのかは聞いた方が良い?』
「どっちでも良いよ。昼飯だから起きて」
『聞く前に言われた…』
氷皇が「起こそうか?」と言ってきたが、今度は自分で起き上がって洗面台へ。
顔洗って髪も梳かして氷皇の後を着いて行った。
ご飯は全部ペンションの従業員さんが作ってくれるから楽しみなんだよね。これがマネージャーが作れとかなったら私ボイコットしてるね。
お昼は何か氷皇に聞いてみたけど氷皇は知らないらしい。残念。
のんびり歩いていると、食堂の前に精一君が立っていた。
私たちが最後だから急いで、だって。なんか悪いことしちゃったな…
……食堂に入るとき、氷皇も精一君もピリピリしてたけど…なんだったんだろ。