捏造

2016.07.19.Tuesday

時代劇を創作でやる以上、まあ妄想捏造は常套ですが。

捏造でも無理があるでしょと思うものの一つに、役職の呼び名があります。

例えば、女官の長なら、『女官長(正しくは提調尚宮(チェジョサングン)と言いますが、モノの例えという事で一つ)』、医女の長なら『医女長』で、別に呼び名に使ってもおかしな感じはしませんよね。
ですが……茶母(タモ)の長の意味合いで『茶母長』様と呼ばせたら、何かおかしい感じがするのは、何でなんだぜ……(´・ω・`)
『提調茶母』様だと益々おかしいし……orz


――以下、単語解説――

※茶母(タモ)…各官公庁に置かれた、下働きの女性の事。
史料によっては、『お茶汲みの女性』と仕事を限定しているモノもありますが、どちらが正しいかは定かではありません。
捕盗庁(ポドチョン、※2参照)の茶母は、その官公庁の性質上、時に現代で言う女性刑事としての働きを要求される事もあり、特に儒教の国である関係から、被害者が女性だと、取り調べや検死に駆り出される事もあったと言います。
一説に拠ると、捕盗庁の茶母になるには、力自慢であり、160cm以上の身長を有している事が求められた、とも言われています。

※2 捕盗庁…現代日本で言う所の警視庁。


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