最初の仔は俺と妖一と同じく2年で、「がり勉」そのもの

だけどやる気はあると見たからよし。俺一人目からいい仕事してるー。

二人目は栗田の弟子になりに来たらしく、なんというか野生児のようだった。 説明も聞かずに栗田がOKを出した途端嬉しかったのか部室のドアを壊してまで飛び出ていった。


あれからいろんな人が来たけど、テレビに出たいなどアイシールドのサインが欲しいファンだどうのこうの

予想外にも俺が優しそうだったからって来た人が一人二人


「アイシールドはともかく…なんで俺に一票もなくて名前先輩に2票入ってるんすか」


『俺も自分がこんなにも魅力的だとは思わなかったよ』


「ムキャー!」



そうは言ってるものの、今日来た人はほとんど残らないだろうな

最後に来た三宅って人まで部費多いだの妖一の手下が多いからだの、部活にはほとんど関係ない理由で来た



「こりゃ入部テストだな」


「入部テスト…?例えば?」



まもりちゃんがやっぱり走りこみや体力を測るようなものかな、と呟いた


「それは明日になってからのお楽しみだ。今から計画立てるぞ糞秘書」


『え?俺もやんの?』


「今日1日中役に立ってねぇだろ」


『えー!何それ酷い!俺も睡魔と戦ってたのに!人の努力を知らないでなんてこと言うんだ!』



あーだこーだ言っても結局強制的に部室から引きずり出される



「名前君ってほんと犬みたい」


『まもちゃんまで!』






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