自転車は二輪車だし、バイクだってそう

だけど、二輪車は二輪車でもこれって一体なんだ…!

こ、怖すぎる…多分阿含が運転してるからなんだろうけど、1メートルごとに事故起こしそう

スピードも超上げてるし…


それだからなのか命をうっかり落とさないように阿含にしがみついてる



「へー、さっきまでは余裕だったのによー。 ビクビクしてんじゃん、カーワイー」



『俺だって怖いもんあるよ』



「みてーだなー…」



楽しんでると確信すれば、もっとスピードをあげる

心臓に悪いなこれ…もうこの仔と出掛けられないな



『ひっ…』



「ただでさえ遊園地なんざ行きたくねーんだからよ…んな声出してっと方向変えてホテルにでも連れてくぞ」



『アンタはそんなことしか頭に入ってないんだなぁ…可愛くないわー』




溜め息つくと、目横から観覧車が見えた

早く着いてくれと祈らんばかりに速度を落とす様子が全然ない彼の背中に顔を埋める






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