とりあえず昨夜も野宿。

学校で落ち着いたらアパート借りよう



あー、今日は休日!何もしなくていい日だ。

ウキウキしながら二度寝を楽しもうと目をつぶると近くから聞き覚えのある音楽



なんだよ〜…と音が鳴ってるところを探す

あー携帯……



……携帯?

誰だろう…誰にも電話番号あげた覚えがないんだけど…


警察とかだったらどうしよう、面倒だな、と思いながらおそるおそる電話に出て見る






『どなたですか〜……』





周りに誰もいないことを確かめながら携帯に口を近づけた









「おい!この糞ノロマ!!今日試合だ、JR泥門駅前んとこまでこい!!」







『あー君あみぶとの…「アメフトだ!!」何試合って……俺寝たいんだけど…』





急に呼び出しくらっちゃったよー…行きたくないなー…でも見学約束しちゃったしなー…







「ふざけんな!!見学するっつったろーが!」







『あーもう分かったよ、大声出さないで…今起きたばっかなんだし』





だからそんな気色悪い声なんだ、と乾いた笑い声が聞こえる

あ、初めて笑ったかも。どんな顔して笑うんだろう。







『着替えるから待っててー。遅かったら行く宛て教えてね』






「あんまり遅くなんじゃねー!!」





それだけ言って電話を切った




着替えながらふと脳裏を大事なことが横切る








どうやって俺の電話番号解ったんだろう













prevnext






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -