『あー、ほんと、首痛いから離してくんない?ほら大人しくついてくからサー』






自分より背が低い彼に頭を掴まれる=俺が自然と前屈みになる

流石に首が痛い



すると前に放り投げられ、情けなくもろに地面に覆いかぶさる







「んじゃあ俺見んな」






『あーはいはい』





生返事は返すものの、自分から連れてきてなんなんだよ、と苦笑

やっぱり想像した通りの人だ




言われた通り、彼は見ないことにした

向かう方向を確かめるために足元だけを見る








数分後、小さな倉庫の前に訪れた

うわー、怪しー、俺何されるんだろう。撲殺?強姦?

どちらにせよ興味がない

まぁ死んでも心配する人もいないし金のことも気にしなくていいよね




倉庫の扉を開け、後ろから蹴りいれられる

なんだか変な匂いがする……なんだこれ



周りを見ると防具やらユニフォームが散らばっている

まさかこれ部室?





「これ」





尻もちついてた俺に一切れの紙を渡す






『何これ……入部届け?』






「さっさと書け!!」






マシンガンのようなものを頭に突き付けられるが、気にもしない

入部届け…確かこの人、あめひと?あまびと?よく分からないようなスポーツしてたっけ

少し考えると「何ボサッとしてんだ、さっさと書け!」と俺の周りに発砲した





『うーん…そうだね……








 ヤダ』













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