その後、皆がパスルートやらなんやらの練習をしてた。
「名前君お疲れ様」
『うー…疲れた…』
ほらレモン持ってきたから、とお母さんみたいに笑ってベンチで寝転がってる俺の前に座る
「なんか名前君、最近楽しそうだね」
『…そう?』
気づかないや、とあくびを漏らせば彼女にも移ったみたいで、まもりちゃんも口に手を当ててた
「まさか今日、名前君も土木作業参加するとは思わなかったから」
『めんどくさかったけど、妖ちゃんがねー』
大変だねー、とお互い笑い合うと不思議なことに悪い気はしないんだ
『(うーん複雑)』
そう思いながらもグランドを見れば皆楽しそうに走り回ってて、そんな考えもすぐに忘れてしまった
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