「おはよー妖ちゃん」


「なんでてめぇ起きてんだ」



はい、おはようございます!名前です。

今日は、最近妖一が俺のことを起こしてばっかだったから珍しく早起きしてご飯作ろうかなって思ったわけです。


「大したことないけどご飯作ったよ」


「どうしたんだテメー…。風邪でも引いたか?」


「酷いこと言うな…。たまにはいいじゃん。ほら味噌汁冷める」


出したのは味噌汁と昨日のカレー。

カレーは辛いの。妖一は甘いの嫌いだから。(俺は甘口が好きだけど)


「とはいえ、ほんと大したことねぇな」


「そうですよーだ。どうせ俺は今までカレーとチャーハンしか作ったことないですよー」


あーあとお好み焼きもできるよ、と付け足すとどうでもいいって返された。

うだうだ言う割にはちゃんと全部食べてくれた。味噌汁の汁まで全部、カレーはルーも米粒一つも残さなかった。


「どうだった?」


「普通だな。それより今日も朝練だ。さっさと着替えろ」


「あーあー。もういいし。せっかく弁当も作ったんだけどなー。普通ならいらねぇなー。俺の分だけ持っていこーかなー。妖ちゃんはまもちゃんからもらえばいいもんね」



そうだな、だけ言われて席をたたれたので少し傷つく。

ちぇっ、いいよ俺が二人分食べるしー?それかあの不良三人組にあげようかな。


無意識に口をとがらせて俺も着替える。




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