おはなし(うら) | ナノ







「隠すと為にならんぞ・・・Ms.ハイアット?」

「・・なんの事でしょう、スネイプ先生」

薄暗い地下牢に響く低い声。

聞く人が聞いたら酷く怯えるような、なんとも優しい声色でスネイプが目の前にいるソシエに尋ねた。

「近頃・・変な薬が校内で流行っているらしいが・・・知らんはずはなかろう?」

気分が高揚し催淫状態になる薬だ、とスネイプが付け加え赤い油紙に包まれた粉末を取り出した。

「ですから、私とは関係が・・・」
「ソシエが私の手伝いを申し出た以降・・・薬品の材料が減っている」

ソシエの言葉を遮りスネイプが話を続けると、途端にソシエの表情が曇った。

「この薬品の成分と無くなった薬品が丁度一致した・・・・さて」

どうしたものか、と口の端を上げてスネイプが笑った。
その笑みはとても厭らしかった。





「・・・っ」

体の中が熱い。
衣服の擦れに逐一敏感な部分が反応をしてしまい、口を閉じていても鼻から息が抜けてしまう。
実際に噂通りの効果なのか試してみよう、と言うスネイプの悪魔の囁きにより、油紙に包まれた粉を無理やり口に入れられてから数分が経過していた。
まさか自分で作った薬を自分で試すことになるなんて、と嘲笑を浮かべるがそんなことを考えるよりも体の異常に反応してしまう。

「気分はどうだね・・?」

わかっているくせに、悪態をついてやりたくなるような笑みでスネイプが尋ねた。
制服の上から舐めるようにソシエの体を見る。

「もう・・いいです、か・・・?」

一刻も早くこの場から逃げたかった。
部屋へ戻れば解毒剤がある。
だから・・・・


「頃合いか・・・」

言うが早いかスネイプはソシエを近くに設置してあったベッドに突き飛ばした。
体に力の入らないソシエはされるがまま、固めのベッドに倒れこんだ。
そしてすぐさまスネイプがその上から覆いかぶさってくる。
キャパシティーを超えたベッドが悲鳴を上げた。

「此の侭では辛かろう?」

服の上から小さな胸の膨らみを掴んだ。

「ひゃ・・ぅ!!」

途端に体中に痺れるような感覚が駆け巡りソシエは短い悲鳴を上げた。
服の上からでこれということは直に触られたときは・・そのことを思うと恐怖で体が動かなくなった。

「ん・・」

大人しくなったソシエを確認すると、今度は制服のボタンが少しずつ外され、隙間からスネイプの手が侵入してくる。

「や、ぁ・・・」

そして素肌をやわやわとした手つきで撫でられてる。
スネイプの手は冷たく、触られたところが嫌というほど意識できしてしまう。
緩急をつけながら、しかし確実にスネイプはソシエの柔肌を手で味わっていた。
そしてついに緩やかな双丘へとたどり着くと、その天辺にあるぷくっと主張している胸の突起に触れた。

くにくにと優しく、しかし時に力を込めるようにつねる。
それだけでソシエは何とも言い難い感覚に襲われ反応してしまう。
それどころか弄られている胸の突起よりもまだ触れられていない秘部がムズムズとしてきていた。

「催淫剤というのは本当のようだな」

ソシエを弄る手を休めてスネイプが言った。
手が止まったことによりソシエは言い難い餓鬼感に襲われた。

あぁ・・やめないで・・・

いつしかソシエの心はそんな感情が芽生えていった。

「せ、ん・・せぃ・・・やめ・・ちゃ・・・・い、ゃぁ・・・」

そんなソシエを見てスネイプは一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐにニヤリと顔を歪ませた。

「クク・・想像以上だな・・・」
「も、もっ・・と・・・・」

自ら懇願し、求めるソシエはもはや正常な判断能力を失っていた。
スネイプの首の後ろに手を回し、自分から唇を合わせる。
合わさった隙間からすぐに舌を侵入させると、自らの舌と絡み合わせる。
それに応じるようにスネイプもソシエの舌を軽く吸ってやれば、唇の端からクチュクチュという水音と共に熱のこもった吐息がこぼれる。

その間にも制服のブラウスを完全に取り払い、主張を続ける胸の突起をこねくりまわしてやれば肩を振るわせてソシエは反応を繰り返した。

「・・せ、ん・・せぇ・・・・胸、ばっかり・・・じゃい、やぁ・・・」

口づけの合間にソシエがスネイプに懇願した。
胸の突起ばかり弄られて、いまだに手を付けられていない秘部が限界だったのだ。
もじもじと尿意を我慢するような動きを繰り返すソシエを見て、もう一度口付けをした。

するすると手を下腹部に伸ばすとソシエのショーツに手を伸ばした。
そこは一度も触れられてなかったはずなのに、すでにびっしょりと愛液で濡れていた。
ショーツの上から縦筋に沿って秘部を撫でると、今までの反応とは格段に違う嬌声を上げた。

「とんだ淫乱だな」

ショーツ越しに触っただけなのにヌトっとした愛液が指を濡らした。
それはもう十分に秘部が熟れきっていることを示していた。

すると突然スネイプがショーツ越しに秘部へと口をつけた。
ズズッと言う水音をともに、スネイプの口内に愛液の味が染み渡る。

「やぁ、ぁ・・やめ・・・てぇ・・!」

あまりの恥ずかしさに思わず大きな声を上げるが、そんなこと気になける様子もなく今度はそのまま秘部に割り込むかのような舌使いで攻めあげる。
舌を器用に使い、ショーツごと秘部に押し込み淫唇を舐めあげる。
恥ずかしさと、直に触ってもらえないもどかしさでソシエはしゃくり泣きの様な声を上げる。

「・・ひっ・・・ん・・あ、ぁ・・・ん」

とめどなくあふれる愛液が飽和状態まで濡れたショーツをさらに濡らす。
秘部から口を離すと、そのままスネイプはソシエに口を合わせた。

「厭らしい味だろう?」

ククッと咽喉で笑いながら口付けをすればソシエの口内に愛液の味が広がった。

しかしそれを味わう時間など二人にはなかった。

スネイプもソシエの婀娜な姿に反応しペニスを硬くしていた。
愛液の味などすでになく、合わさった唇を貪るように濃厚な口付けを繰り返す。

その間にスネイプはズボンの前を開けそそり立ったペニスを取り出す。
そしてソシエのショーツのクロッチをずらし淫唇にペニスを当てた。

「あ・・あぁ・・・ッ」

淫唇に当てたペニスの先端で刺激すれば自ら入れようとソシエがもどかしく動く。

「はや、く・・入れ・・・て・・・、」

ソシエが自ら入り口を指で広げればピンク色をした内壁がヒクヒクとペニスの侵入を待ちわびている。

「ほら、お待ちかねのモノだ!」

入り口付近にいたペニスを思いっきりソシエに挿入した。
一瞬声をあげ、体が弓なりに跳ねたがソシエはスネイプのペニスをすんなりと受け入れ、内壁で締め付けた。

ペニスの侵入により愛液がさらに溢れ出る。
グチョグチョと結合部が水音を、ピストン運動により肌がぶつかり合う音を立てながら二人は押し寄せる快感に身を任せた。





子宮内に精液を出し切ったスネイプはペニスを膣から抜きとった。

「はぁ・・ん・・・ぁ」

スネイプがペニスを引き抜くとソシエの中から吐き出された精液が秘部から漏れ出た。

それすらも解らない様子でソシエはただ宙を見ていた。
絶頂の余韻で時折体が震えるが、気だるさにどうすることも出来なかった。

「効き目は充分だな・・」

ベッドに横たわるソシエをスネイプがベッドサイドから見下した。

何事も無かったかのようにスネイプの衣服は乱れもない。
反対にソシエは愛液と精液にまみれていた。

「これを報告すれば退学は免れないが・・・我輩も鬼ではないからな・・」

熟れきった頭でもスネイプが何を言いたいのかはなんとなく解った。

「・・・取引をするか?」

スネイプが持ちかけた言葉にソシエは無言で頷いた。

「これで少しは楽しめそうだ」

そう言ってスネイプはソシエを残し部屋を出て行ってしまった。


だれも居なくなった部屋でソシエは独り宙を見た。

そしてこれからも続くであろうこの背徳的な関係に笑みを浮かべた。






(堕ちた)

(堕ちた先は甘い蜜だった)

(もっと、もっと、シてほしい)








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