おはなし(うら) | ナノ







「犬を飼いたいと言っていたな?」

長めの出張から帰宅したスネイプがソシエに尋ねた。
同棲を始めて、ペット可物件に引っ越してからソシエはずっとスネイプに言い続けてきた。
いつもは軽く受け流されるのに、今日に限ってスネイプからその話題を出してきた。

「え?いいの?」
「丁度いい犬を見つけたのでな」

珍しく爽やかに笑うスネイプ。
あんなに関心なさそうだったのに、実はすごく考えてくれてたんだ、とソシエは感激した。

「実は首輪を買ってきたのだが・・・」
「やだ!セブってば気が早いな〜!」

ニコニコと笑うソシエの首元でカチャっという金属音が響いた。

「ほぅ・・やはり赤で正解だったな」
「・・・・・・・え?」

口元に手を当てて頷くスネイプと訳が分からず固まるソシエ。
スネイプの視線の先、首元に手を当ててみればそこには立派な首輪がつけられていた。

「ちょっ・・セブ、なにこれ!」

留め具を外そうと試みるがどうやら南京錠でロックするタイプの首輪らしく、まったく歯が立たなかった。

「犬が飼いたいのだろう?ならば我輩が飼ってやろう」

ニヤリと笑うスネイプは完全にドSのスイッチが入っていた。



首輪にはご丁寧にリードがつけられており、引っ張られるままソシエはベッドルームへ連れてこられた。
薄暗い部屋で突き飛ばされ、ベッドに倒れ込んだ。
体勢を立て直そうとするとすかさずスネイプに押し倒されてしまった。

「やぁ・・セブやめ・・んっ!」

抵抗しようと上げた声は唇を重ねられることでスネイプに届かないまま終わってしまった。
リードを引っ張られると顎が持ち上がり、キスがさらに深いものになった。
開いた口の隙間から舌を差し入れ、ソシエの舌と絡ませると唾液の音が室内に響いた。

「ん・・ふぅ・・・・ん」

次第にソシエもキスを甘受し自ら舌を絡め、深く味わう様になってきている。

「セブ・・・もっ、と・・ぉ・・」

唇を離すと唾液が名残惜しそうに糸を引き、ソシエからは甘ったるい声が聞こえた。

「犬が主人に命令かね?」

意地悪そうに笑うといつの間にか脱がされ、露わになっていた胸に手を這わせ存在を主張し始めた胸の突起を摘んだ。

「きゃ・・ぅ・・・・ん」

突然の刺激に思わずソシエは声を上げた。
クリクリとこねくり回される乳首に合わせるように嬌声が出ていた。

「いい声でなく犬だな」
「セ・・ブ・・・・んんっ・・・!!」

今度は舌を這わされ吸いつくようになめる。
舌先で転がされた乳首が先ほどとは違う優しい愛撫に敏感に反応する。
舐められた場所がほんのりと熱を持つ様だった。

しかし、スネイプは数分舐めただけで胸への愛撫をやめてしまった。
よい感じに高まってきた感覚が燻り、ソシエは物足りなさそうにスネイプを見た。

「セブぅ・・・?」

じっとソシエを見つめるスネイプは何か思い出したかのように、今度はソシエを俯せに押し倒した。
後背位の様な体制になったソシエが何事かと声を上げようとすると、突然普段感じたことのない場所から刺激を感じた。

「ちょ・・・と、セブ?!」

舌先を当てられて唾液でぬるぬると滑っている。
しかし、場所が場所なのだ。

「や、めぇ・・・汚い・・・きたなぃ、よ・・・・」

スネイプは舌で解きほぐそうとしている場所、アナルを舐めていた。
ソシエは快楽よりも羞恥が勝り、涙目になりながら止めてと訴えていた。
ジタバタと抵抗する足はしっかりと押さえつけられており、尻を突き出すような形で抑え込まれている為、それ以上抵抗することができなかった。

「うるさいぞ!」
「ひゃ・・・んっ!」

スネイプが舌先を細くさせソシエのアナルに侵入してきた。
異物感にたまらず変な声を上げるがスネイプはお構いなしにぐいぐいと舌を深く挿し進めていく。

初めのうちこそ嫌だという声を上げていたが、次第にソシエの喘ぎ声に甘いものが混じってきた。
ゆっくりと解きほぐされているアナルにはもう、舌の侵入を拒むことなくなすがままになっている。

「あ・・ぁっ・・・」

口を離した、スネイプはニヤリとソシエを一瞥するとどこからか不思議な形状をした玩具を取り出した。
その玩具はビーズが連なり棒状になってるもので先の方にはふさふさとした尻尾のようなものが生えていた。

「やはり・・犬には尻尾がないとだな」
「・・・・ふぇぇ?」

その玩具のビーズの方をペロリと舐めた後、スネイプはソシエのアナルに玩具を挿入した。
ビーズは10連程のもので、先は小さいビーズだが入れていくうちに徐々に玉が大きくなってくる。

「いやぁぁっ・・あぁん・・・」

真ん中くらいまで入れたところでいったん止め、ゆっくりと出し入れを繰り返すと動きに合わせるように秘部からはとろとろと愛液が滴り、太ももを伝っていた。

「あ・・ん・・・ぁっ・・・はぁぁっ!」

何度か出し入れを繰り返した後に、ビーズを奥まで突き立てると根本までずっぽりと銜え込んだ。
アナルに収まった玩具はまるで本物の尻尾が生えたかの様な感じだった。
ふるふると尻が揺れるたびに尻尾も動き、まるで行為を喜んでいるかのようにも見えた。

「なん、か・・・変な・・か・・・んじ・・ぃ・・・」

ソシエが腰を動かすたびに、揺れる尻に尻尾。
トロトロと愛液を垂れ流す秘部がまるでスネイプを誘っているようだった。
たまらずスネイプは勃起しきっていたペニスを取り出すと、ソシエの秘部に挿しこんだ。

「いやぁぁ・・はぁ・・・ぁあっ」

熟れきった秘部はスネイプの滾ったペニスを難なく受け入れた。
一度抜き出すと、ペニスには愛液がたっぷりと纏わりつき妖艶な光を放っていた。
再び力強く打ち付けると、ソシエは嬌声を上げ、秘部からは水音が聞こえた。

「なか、で・・こ、りこり・・・しゅ・・っるぅ・・・・」

腰を打ち付けるたびに、アナルビーズが内壁を刺激するらしく、いつもよりも感じてしまっているソシエは言葉使いまで可笑しくなってきている。

「セブぅ・・しゅご、ぉい・・・あた・・・りゅ・・・・あぁん!!」

口からは唾液を垂れ流し、秘部からは愛液が溢れている。
こんなに乱れたソシエを見るのは初めてだった。
ピストン運動の途中でスネイプがアナルビーズの尻尾を引っ張ると、ソシエの嬌声はさらに大きくなり、膣内の締め付けも増した。
ペニスとビーズを交互に出し入れすると、アナルビーズが内壁越しにスネイプのペニスを刺激してきて、更なる興奮を与えた。

「セ、ブ・・・もぉ・・・いっちゃう・・・・ぅ・・あん・・・はぁ・・・」
「やらぁ・・・やぁ・・ぁん・・」

内壁の締め付けが小刻みになりソシエの喘ぎもいっそう甲高いものになってきた。

「・・くっ!」

スネイプも限界が近いのか吐息混じりに小さく喘いだ。

「やぁ・・やぁん・・・いっちやぁぁぁあ!!」
「うぅ・・!」

ペニスが子宮口に当たった瞬間、ソシエが大きく痙攣し嬌声を上げて絶頂を迎えた。
膣内も今までよりも強い痙攣による締め付けを起こし、ソシエの子宮に濃い精液を吐き出しながらスネイプも果てた。






事後処理の後、スネイプがソシエの首輪を外してやりながら申し訳無さそうに謝罪した。

「・・・調子に乗りすぎた、すまない・・」

素直に謝るスネイプだが、ソシエは反対側を向いたままで返事もなにもない。
完全に怒らせたか、とスネイプはため息をついたが怒らせた原因も自分にあるので、それ以上考えるのをやめた。

「お詫びに今度、犬を買いに行かないか?」
「・・・・いい!」

きっぱりと断ったソシエに、やはり物でも釣れないかとスネイプが諦めかけたが続けられたら言葉に、スネイプの顔が緩んだ。

「犬はここにいるでしょう・・?」

「たまに・・・なら・・・・犬になってあげる・・・」

そんなソシエをスネイプは後ろから抱きした。




(よし・・・では語尾にはワンと付けるように!)

(・・・・・・・・やっぱり嫌ぁ!)






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