今日は天気もいい。 久しぶりにリディナの部屋でも掃除してやろうと、親心を発揮したスネイプは部屋に入って後悔した。 「な・・な・・・なんだコレはぁ!!!!」 リディナの部屋は女の子の部屋にしては物が少ない。 最低限の家具が置かれており、衣服類はきちんとクローゼットに仕舞われている。 しかし、今日に限ってリディナの部屋で、しかもベッドの上でとんでもない物を見つけてしまったのだ。 「なぜ、男物のパンツが、ココにッ!!」 とんでもない物、そうリディナのベッドに無造作に置かれていた男物のパンツだった。 しかも成人男性が穿くような下着だ。 スネイプの脳裏にはもう良からぬ事しか思い浮かばない。 まさか夜な夜などこぞやの不逞の輩が可愛いリディナを手込めにしてるのか・・・ まさか考えたくはないがうちの子に限って体でお小遣い稼ぎなんて・・・ 「うわあぁぁぁ!!!!!!」 スネイプは今までに出したこと無いような声を上げた。 悲鳴にも似たその声が聞こえたのか、階段下からリディナの声が聞こえた。 「父さま、どうしたんですか?!」 「リディナ!ちょっとそこへ座りなさい!!」 パニックのあまり、若干キャラの変わったスネイプがリディナを部屋まで呼び座らせる。 「父さま?・・・・あっ!」 スネイプが持っている物をみた瞬間リディナが驚いて声を上げた。 「どういうことか説明しなさい!」 やはりキャラが変わったままのスネイプがリディナに問いただす。 「我輩はリディナをそんなふしだらな子に育てた覚えh・・・」 「父さま、勘違です!!」 スネイプのセリフを遮ってリディナが言った。 「それは父さまにプレゼントしようと思って、今日まで内緒にしておいたの・・・」 8月2日は誰が言ったかぱんつの日と言うらしく、女性が本命の男性にこっそりパンツをプレゼントする日らしい。 リディナも誰に聞いたか、スネイプにプレゼントしたかったらしく、こっそり準備していたのだ。 「父さまに似合うと思って一生懸命選んだの」 にっこりと可愛らしい笑顔で言われれば、先程までの不安はどこへやら。 前言全部撤回!やっぱりうちの子は世界で一番かわいい!!と思ったセブルスパパでした。 (本命の男性・・って言われても) (父さまが一番好きなんだもん!) |