時をかけるN | ナノ

時をかけるN


□ 新たな出会い 5/9

「ボクはレシラム――大きな白い龍みたいなポケモン――に乗って、森みたいなところに降りたけれど……」

 この不可思議な状況を説明するチャンスだと思い、Nは二人にありのままを話した。
 セレビィという名のポケモンについても、何か手がかりが得られるかもしれない。

 森でセレビィに会い、どこかへ飛ばされたこと。それからまた飛ばされた先が、目の前のラジオ塔の中だったこと。そしてロケット団という組織を名乗る男とバトルしたこと。その間にセレビィがどこかに行ってしまったこと――

 話すとキリがなかった。
 少しずつ、掻い摘んで説明した。
 人前でそんなに喋るのは久しぶりだったからか、少し疲れた。

- 26 -
[prev|next]

>>しおりをはさむ

[ Back ]







人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -