すとろべりー
Sexy Girl後編(ライコト)
※前編から読んで下さい
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俺はコトネの頭に手を置いた。
「?」
不思議そうな顔をするコトネに構わず、ぽんぽんと撫でる。
そしてそのままコトネを引き寄せて、自分の腕の中に収めた。
あたたかい。
俺がずっと知らなかった、知ろうとしなかったぬくもりだ。
「コトネ」
「え、えっ?」
今度はコトネが言葉を失ったようで、困惑した様子で頭を動かす。
「……どうもならない訳ないだろ」
そう呟いて、ベンチにコトネを丁寧に押し倒した。
コトネの顔がみるみるうちに赤く染まる。
「んっ……あ、ちょっ……やだ…………」
そのまま何度もキスをしながら、先程腕に当たっていたそれに手を伸ばす。すると規制の声が入る。
「やだ? 誘ったのはお前だろ」
「誘っ…………や……」
「こっちだって理性保つのに必死なんだよ。分かれよ」
やっぱり上手く言えない。
『不安にさせて悪かったな』
そう言いたいだけなのに。
「ねぇ、分かったからっ……この体勢……」
ちょっとからかうくらいのつもりだったのに、頬を染めて瞳をうるうるさせて懇願するものだから、ブレーキが上手く働かなくなりそうだった。
「…………コトネ」
「ひゃっ……」
「あれ? 二人とも何してるのー?」
そんな俺のブレーキは、虫取りに来たヒワダジムリーダーの声によって無事に作動したのだが。
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はいスライディング土下座ぁぁぁ!!
多分夏だから頭沸いてるんだと思います、はい
とりまコトライも大いにアリだと私は思う
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