すとろべりー
幸せは有毒(ライ→コト→ヒビ)
いつも見てる奴のことはすぐ分かる。
いつも見てる奴がいつも見てる奴も分かる。
「コトネ、髪伸びたね」
「そう? 切ったほうがいいかな」
「何で? 長いほうが良くない?」
その日、彼女は笑っていた。
笑いながら、髪の毛を櫛でといていた。
「コトネのことは幼なじみ以上には見れない」
その日、彼女は泣いていた。
泣きながら、雨に打たれていた。
長い髪を、くしゃくしゃにして。
「コトネ」
「ヒ――あ、シルバー……」
「悪かったな、ヒビキじゃなくて」
「え、ううん、ごめんっ……」
泣くなよ
いつも見てる奴の泣き顔なんて見たくない。
でも、いつも見てる奴が笑っているのはいつも
あいつの隣。
雨が頬を滴った。
...............
切なさを表現したかったはず
一方通行むなしす(´・ω・`)
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