ぐれーぷ
恋人の義務(ランアポ)
自室で書類整理をしていると、控えめなノックが聞こえてきた。
「アポロさん?」
それだけでも彼だと分かる。それくらい自分は彼にハマっているのか。それは全く恥ずかしくないし、むしろ誇らしげに自慢出来るが。
「入りますよ」
「こんな遅くにどうし――」
「ランス、仕事です」
部屋に入ってくるなりそう言ったアポロさんは、顔を俯かせながら私に近付いてきた。
「……そのまま書類整理をしてなさい」
そういうと同時にアポロさんは、その細い腕を私の腰に回して顔を埋めた。
「アポロさん……?」
「…………」
返事はない。
書類整理をしてなさいと言っても、これでは身動きができない。
「……まったく」
思わず苦笑いを浮かべ、彼の頭を撫でた。
「とんだ甘え下手ですね」
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R団は書きたいネタが結構あるけど、いざ書くとなると残念になります/(^O^)\
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