ぐれーぷ | ナノ

ぐれーぷ

恋人の義務(ランアポ)

 自室で書類整理をしていると、控えめなノックが聞こえてきた。


「アポロさん?」


 それだけでも彼だと分かる。それくらい自分は彼にハマっているのか。それは全く恥ずかしくないし、むしろ誇らしげに自慢出来るが。


「入りますよ」

「こんな遅くにどうし――」
「ランス、仕事です」


 部屋に入ってくるなりそう言ったアポロさんは、顔を俯かせながら私に近付いてきた。



「……そのまま書類整理をしてなさい」



 そういうと同時にアポロさんは、その細い腕を私の腰に回して顔を埋めた。


「アポロさん……?」

「…………」


 返事はない。
 書類整理をしてなさいと言っても、これでは身動きができない。


「……まったく」

 思わず苦笑いを浮かべ、彼の頭を撫でた。



「とんだ甘え下手ですね」








―――――――――――――――

R団は書きたいネタが結構あるけど、いざ書くとなると残念になります/(^O^)\

[prev|next]

[ Back ]







「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -