ぐれーぷ
皮が剥がれなくなる前に(ハヤマツ?)
『千里眼とか怖くね?』
『お近づきにはなりたくないよなぁ』
『何考えてるのか分からない』
『なんか暗いし……』
そうやって僕を忌み嫌うのは、僕の居ないところでやってよ。
僕にだって、心がある。
僕の前では偽物でいいから笑顔と偽善を見せて。
偽物に気付かないふりして、僕も偽物の気持ちで応えられるから。
「おい、マツバ!」
それなのに、君は。
「もっとジムの奴と仲良くやれよ。皆気まずそうにしてるだろ」
僕が嫌いなんだろう?
それなのに君はどうして僕に真正面からぶつかってくるんだい?
「……ハヤト」
本物を向けてくるくせに、誰にでも好かれる。
「君のそういうところ、大嫌いだよ」
大嫌いだから、僕は偽物を向ける必要がない。
大嫌いな奴だから、どう思われようが勝手だから、僕は彼に偽物を向けない。
君が居なかったら僕は、本物の僕は消えてしまうかもしれない。
――――――――――――――
べっ別に病んでなんかないんだからねっ!
とりあえず嫌われマツバも病みマツバもおいしい。←
忌み嫌われても人との繋がりを諦めきれないマツバにとって、ハヤトは最後の繋がりだから嫌いだけど依存してみたいなああごめんなさいorz
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