巡り逢い
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───「いやーさすがだね。名前チャン」
『!?』
後ろで壁にもたれている人物に全く気づかなかった。というより気配がなかった。いつからいた…?
ゆっくり名前は振りかえりそして2人は向かいあう。
名前はその白髪の青年と目が合う
『……だ…誰?』
余裕そうに笑ってる彼は、みるからに強そうだ
「僕の名は白蘭だ。よろしくね」
とか言ってる
へえーでもそれどころじゃないんですよね。部下みたいな人達も引き連れてるってことはボスみたいな?
だったら尚更ここから逃げなくては…
白蘭という男がこっちに向かって歩き出した時、名前は即座に後ろを向くとダッシュした。
「あ、待ちなよ」
(……っ)
危ない、一瞬止まりそうになった。
絶対止まるもんか!!
名前の背中がだんだん小さくなっていったころ
「ハハッしょうがないなぁ」と彼が言ったのを名前は知らない。
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