アジト
―――――
『結局白蘭さん来なかった…。
期待なんかしてないもん。
まず来たら来たで困るしねっ!』
────シンッ
部屋に1人静まり返った所で名前は溜め息をついた。
『白蘭さん嘘吐きだな。うん』
(まあ忙しいもんね、
でもレオ君との話何だったんだろう)
ふと疑問を抱く。
すると────
「やだなあ名前チャン
ちゃんと来たでしょ♪」
『………!?』
「あれ?」
どうしたの?、と首を傾げながら名前の所へと歩みよる
『あ…っいえ。何でも!!
そ…れより、レオ君どうしたんですか?』
「ああ。彼ね、敵だったんだ。
だからもういないよ」
それを聞いた名前は更に頭が真っ白になる。
『え…!?敵?うそ…。』
あんなに優しいのに。て演技だったんだ…と自分にいい聞かせる
「だからこれからは僕が朝食とか持ってきてあげるね♪」
(…………)
───カアア//
一瞬にして頬が熱くなる。
『白蘭さんが…?ですか』
「うん、嫌かい?」
『い、いえ!そんなっ』
あわてて否定する
それに満足した白蘭は笑顔で、「決まりだね」と言う
「マシマロ食べる?
って、もう遅いか。じゃあ寝なよ」
そう口にした白蘭さんだが、急に無表情だがどこか嬉しそうに
「日本の正チャンがいる僕らのアジトに、ボンゴレが乗り込んだらしいよ
いよいよだ。名前チャン」