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ツンデレ



「いやー、まさかリヴァイと彼女が付き合っていたとはねー。」

ハンジは感慨深げに腕を組む。
最近交際を公にしたリヴァイはハンジをいつもの仏頂面で見上げた。

「付き合ってちゃおかしいか。」

「だって彼女、いつもリヴァイに対してはやたらツンケンしてるからさ。」

分かっちゃいねぇな、とリヴァイはかぶりを振る。

「あいつ、夜すげぇぞ。」

「……お、おう。」

「あいつはいわゆるツンデレってやつだ。昼間の強烈なツンの反動か、夜はめちゃくちゃデレてくる。ベッドの上じゃそりゃあもう」

「あ、もういいや。幸せそうでナニヨリデス。」

戦友の床事情など聞きたくもない、と表情を消したハンジが話を遮る。

が。

「そうだな……。俺は今幸せってやつのさ中にいるのかもしれねぇ。なんせ、今夜はデレたあいつにどんなプレイをしてやろうかと考えるだけでも俺の息子は」

「さっきの聞いてた?!あなたの耳は節穴かなぁ!?」

ハンジの声を聞き流しながら、遠くで後輩に立体機動の稽古をつける彼女を眩しそうに眺めるリヴァイだった。


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