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虫歯



額に手を突っ張って、全力で向かってくる私の進行を阻止するリヴァイ。

「なんでキスしちゃいけないんですかー!」

「お前虫歯あるなんてほざいてたじゃねぇか。移ったらどうしてくれる。」

「うぅ、虫歯なんて兵長なら力業で治せるじゃないですか!」

「できるか馬鹿。指でもくわえてろ。」

言葉通りリヴァイの親指を唇の隙間にねじ込まれる。

「ん!ほんなぁ……、ふぁ、」

直後、彼はしまった、と思った。

頬を染めて指に舌を絡め、切なそうに甘噛みする彼女があまりにもエロ過ぎたから。

不覚にも唾液まみれの親指に強烈な嫉妬を覚える。

「クソ……!」

口付けの誘惑に勝てるかどうかはさておき、とりあえず指を引き抜き彼女を引っ張ってベッドに直行したリヴァイだった。


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