君が為の天上天下
※2021.12.25に行ったオンラインイベント「クリスマスドリームティータイム2021」にて生配信した短編を完成させたものです
※完結後のお話
壁の外には、私たちの知らない世界があった。
乗ったことのない乗り物が動いていて、食べたことのない食べ物があふれていて、見たことのない景色が広がっていた。
初めて知る文化もあった。
その一つが、クリスマス、というものだ。
なんでもクリスマスなる催しはお祭りの一種で、とある神様が生まれたことをお祝いする日らしい。
親しい人たちとご馳走を食べ、プレゼントを交換し合う、神聖で楽しいその日は12月25日。
そう、あの人の誕生日と同じ日だ。
天と地の戦いが起こった年、初めてその文化を知った。
避難民の女の子が教えてくれたのだ。
「今年はクリスマスできないね」って。
「クリスマスって何?」と聞いたら、女の子は不思議そうな顔をしながら身振り手振りを交えて説明してくれたのだった。
いつもは賑やかで華やかに行われるらしい12月25日。
その年、生き残った人々はただただ粛々と祈りを捧げながらその日を過ごしていた。
あの人が運ばれた病院も、厳かな空気にあったのだろうか。
私はそのときアルミンたちと一緒に他国で救援活動に励んでいた。
できることなら誕生日である彼にお祝いの言葉をかけたかった。
でも彼がそれを望んでいないことは分かっていたし、私も目の前で助けを求めている人に集中すべきだと判断した。
後にキャンプへ届いたファルコからの手紙で、彼がガビやオニャンコポンと共にあの人の誕生日を祝ってくれたことを知り、こっそりと安堵したものだ。
処理していくべきことは盛り沢山だが、1年も経てば状況はいくらか落ち着いてくる。
今年の冬は、寒い。
「久しぶりだね、兵長に会うの」
「大怪我だったけど普通に生活できるようになってよかったよな」
「今じゃ車椅子でどこでも行っちゃうらしいぜ」
「さすが兵長」
夕日のオレンジ色に染まる雪道をがやがやとゆく、連合国大使の一行。
それぞれの手には本日の主役への贈り物。
集団の最後尾を歩きながら、私は何も持っていない拳を強く握る。
本当なら異国のティーカップの入った紙袋を手にしていたはずなのに。
実はここへの道中、汽車を待っているとき、少し目を離した隙に置き引きにあってしまったのだ。
新たなプレゼントを買う時間もないので、仕方なく手ぶらでの訪問となった。
不安定な治安が続いていることを知っていたはずなのに、ここぞというときに間抜けな自分が恨めしい。
「贈り物は盗られちゃったけどさ、今年は会いに来られてよかったね」
ふいにピークが隣に寄ってきて、とんと肩をぶつけてきた。
意味ありげな微笑みを浮かべている。
「何、その顔は」
「ん? どんな顔してる?」
「…………」
この手の話題は、あんまり得意じゃない。
何を言ったらいいのか分からなくなる。
何を言っても、舌が火傷をしてしまいそうで。
「兵長もあなたが来てくれるから嬉しいと思うな」
「そうかな……」
反射的に、まごついた。
昔から不器用だと言われる。
正解が分からないものは苦手。
例えば人間関係や恋愛がそれに当たる。
逆に、数字や意味の定義付けられた言葉で示した目標があると安心するのだ。
ゴールへ続く道から寄り道することができないから、明確なミッションの設定された任務という仕事だけをこなしていたい、私はそういう人間だ。
私と彼だって、みんなが思っているような関係じゃない。
誕生日を祝いたいと思うのも、尊敬している上官のことなら普通だろうし、事実、こうやってみんなも彼を慕っているから祝いに行くわけだし、きっと彼もみんなに対して「来てくれて嬉しい」と思うだろう。
でも自分の内側のそういった構造を人に話すのは、とても苦労する。
アルミンの言った通り、会うのは久しぶりだった。
なんだかやたらに緊張する。
祝いたい気持ちはあるくせに、いっそのことこのまま道に迷って辿りつかなくてもいいかもしれないとすら思う。
手ぶらになってしまったせいもあるかもしれないけれど、プレゼントがもらえないだけで腹を立てる人ではないことは百も承知なはずだ。
こんな難儀な性格にも生まれたときから辟易している。
私のぐるぐるとした心情をよそに、目当ての家が遠くに見えてきてしまった。
退院した彼はあそこで独り暮らしをしている。
「雪道で転ばなかっただろうな、ガキ共」
ドアが開かれて開口一番、彼らしいセリフ。
背が伸びたジャンやコニーを「また伸びたか?」と訝しげに見上げている。
彼の姿は相手が入団したときから見てきている。
傷が増えたくらいで不思議とあまり年を重ねたようには見えない。
いつまで経っても目の前にすると背筋がバキリと伸びる感じがする。
「もうガキじゃないですよ」と突っ込む面々を、彼は部屋の中へと迎え入れた。
すれ違う間際、その左目と視線が合った。
途端に緊張が爆発して「お久しぶりです!」と裏返った声が出てしまう。
「あぁ」
頷いたその声がどこか楽しげだったのは、気のせいだろうか。
室内には先客がいた。
今やすっかり彼になついているガビとファルコ、それになにかと面倒をみてくれているらしいオニャンコポン。
どこから調達したのか、ジャンの背丈よりも高いモミの木が部屋の隅を陣取り、きらきらとした球や星が飾り付けられている。
クリスマスツリーという代物だ。
テーブルには彩りのいいサラダやチキンがすでに用意されている。
マーレ陣にとっては慣れたものらしかった。
これがクリスマスか、とパラディ島の出身者たちは興味深げにツリーを眺めた。
12月25日という日は人類最強が生まれた日であり、世界的にも特別な日だったのだと実感する。
とはいえメインは上官のお祝いなので、やはり乾杯の合図は「お誕生日おめでとうございます!」だ。
ジャンの持ってきたシャンパンが一斉に掲げられ、彼は普段の無表情を貫きつつ「お前らはしゃぎ過ぎるなよ」とまたまた彼らしい釘を刺すのだった。
アルコールを入れたところでようやく気持ちが落ち着いてくる。
顔ぶれは変わったが、今もマイペースな人間ばかりなので、調査兵団の食堂で酒盛りをしていた頃の空気と似ているような気がした。
甘くて苦い、昔の記憶。
頭にちらつけば酒のペースも早くなる。
「兵長。この人、ここへの道中でプレゼントを盗まれちまったんですよ」
酔って饒舌になったジャンがこっちを親指で指しながら、からかうように言った。
ぎくりとするも、いつ白状しようかと思っていたので正直、助かった。
「ほう」
「すみません……」
「まぁ俺も人のことは言えねぇからな」
背中を丸めて謝罪すると、案の定、特に起こる素振りを見せない彼。
「人のことは言えねぇ」が指しているのは、昔マーレの港で子どものスリにあったときのことだろう。
プレゼントの話題になったタイミングで皆それぞれ、用意したものを今日の主役に手渡した。
酒瓶や新しい掃除道具、紅茶グッズ等々、大人数だから数も多い。
テーブルは贈り物の山になった。
いつもなら「律儀な奴らだ」とか何とか天邪鬼なことを言いそうなものの、照れているのか、彼はやや控えめな声で「ありがとうな」と呟くのだった。
その反応だけで、なんだかもう今日の目的を果たせた気になる。
皆も同じだろう。
久しぶりの宴であることも相まって、そこから特に男たちが盛り上がり、グラスが空いては満たされ、また空いては満たされ。
遅い時間になる前にガビとファルコはオニャンコポンが駅まで送りに行き。
「じゃあ私たちは酔っ払いを宿に放り込んでくるから、後はよろしくね。いやぁ、お酒の強い人がいて助かったよ」
この衝撃的な発言をしたピークはぐったりしたライナーの腕を担ぎ、アニはアルミンを助けている。
他の面子も完全に出来上がっていて、絵に描いたような千鳥足だ。
「ちょっと……!」
意図的に作られた、完全に二人きりになる流れ。
皆と一緒にしれっとおいとまするはずだったのに、予想だにしないこの事態。
焦った。
ピークに詰め寄ろうとすると、
「兵長も誰かに片付け手伝ってほしいよね?」
炸裂したのは、彼女の得意技、意味深な流し目。
「あぁ、これでも病み上がりなんでな」
彼もさらりとそう答えるので何も言えなくなってしまった。
確かに今日の主役に一人で片付けをさせるわけにはいかない。
だからといって、こんなにもあからさまなことをしなくても。
泥酔グループと介抱チームが去っていき、これ見よがしに訪れた静けさ。
背中に汗をかき始める私をよそに、
「俺はまだ飲み足りねぇ」
と、部屋は散らかったままで、彼は棚からウィスキーのボトルを取り出してきた。
新しいグラスも2つ、壁に寄せたテーブルに置かれる。
付き合え、という意味だった。
ストレートのウィスキーは強張った喉を焼いていく。
思えば、彼との付き合いは10年以上になる。
楽しくおしゃべりする仲ではない。
でも心から信頼している。
いくつもの死線をくぐりぬけて。
何度も傷だらけになって。
時には本当に死にそうになって。
でも生き延びて。
「生きてたか」、「生きてましたか」と声をかけ合って。
ときおり死んだ同志のために二人で盃を傾けて。
もはや彼はもう、仲間とか上官とか、そういうくくりを越えた存在で。
恋とか愛とか、そういうもので表せなくて。
そう、そんな人だ。
だからピークは分かっていない。
私がちびちびやっている隣で彼は指の欠けた手でグラスを掴み、傾けている。
そして時たまナッツをつまんでは口に運ぶ。
ごくごく普通のそんな仕草に、私は思い至ることがあった。
そういえば、天と地の戦い以降でこの人がものを口にしている姿を見たのは初めてかもしれない、と。
もっといえば、彼が何かに見張られているような雰囲気をまとわずに食事をしているのを見たことも、初めてかもしれない。
そう思ったら、急に熱いものがこみ上げてきて、泣いていた。
止める間もなかった。
彼は何も言わない。
黙って隣にいた。
「ごめんなさい」
「なんで謝る」
「やっと兵長が生きてるって、確認できた気がして」
色んな存在がなくなって、新たに得た存在があって。
それは自身の体を指したり、周囲の環境や人だったりする。
変化は常に起きるものだ。
でも少なくとも、天地がひっくり返りそうな出来事が起きて、それでもなお残るものがあることは、相当な奇跡なのかもしれない。
「お前、俺のために泣いてるのか」
気付くと彼はテーブルに頬杖をつき、珍しいものを見るような目でこちらを眺めてきていた。
斜め上からの言葉に、頭がかっとなる。
一体、他の誰のためだと思ったのだろうか。
「そうですよ! 心配してたんですから! でも全然、連絡、取れないし……!」
今日一番、ボリュームのある声が出て、自分でも驚いた。
ここまで感情があらわになるとは思わなかったから。
「任務だったんだろ」
「任務です! もう大変でした! 本当に大変でした! 兵長のこと気になってたんですけど、でも目の前のことやらなきゃって……!」
「そうか」
がむしゃらに動いたこの一年。
思っていた以上に気持ちをため込んでいたらしい。
彼は私の不器用な吐露を遮ることなく、むしろ引き出すように相づちを打ってくれる。
「ファルコがたまに手紙をくれて、それで少し安心したりして……! 少し落ち着いてこれでお見舞いに行けると思ったら、すぐに別のキャンプから要請がきたり……!」
驚くべきことにそこから5分ほど、私は喋り続けていた。
報告、連絡、相談、それら以外でこんなに口を動かしたのはいつ以来だろう。
そして気付く。
様々な鬱憤を吐ききって残った、シンプルなメッセージがあることに。
それは普段の私だったらまず口にすることのないものだった。
ゴールのない、人との関係。
余計な言葉を交わさなければ億劫なことは起きない。
感情を乱されながら回り道することもない。
しかし今、伝えなければと思った。
「でも兵長、」
伝えたいと、心の底から思った。
「あなたが生きていてくれて、本当によかった……」
声にすると全身の強張りが抜けていくような感覚があり、涙腺も同時に緩み、またぽろりと涙がこぼれた。
彼の指が伸びてきて、両方の目じりを拭ってくれる。
その手つきが優しくて、また泣きそうになる。
「さっきピークがこんなことを耳打ちしてきた」
もはや何が目的の会だったか分からなくなった空気の中、おもむろに、彼はつぶやく。
再び頬杖をついて、引き続きまじまじとこちらを見てきながら。
「お前は盗難に遭ったが、お前自身が俺への手土産になるんじゃないかってな」
「…………」
一瞬、何を言われたのか分からなかった。
5秒ほどの時間をかけてその文脈の意味を理解し、獲物を捕まえたねずみ取りのように飛び上がりそうになる。
私が、兵長のプレゼント……?
途端にこれまでの関係が走馬灯のように脳裏へよみがえる。
「いや、でも私たち、そんなんじゃ……!」
「あぁ、そんな間柄じゃなかった。だが今ならそうなっても悪くないと思う。俺はな」
ドッドッドッと心臓が爆音で鳴り、鼓膜を叩いている。
なぜこの人はこんなにも冷静で、こんなにも込み入ったことが言えるのだろう。
そういった素朴な疑問もすぐに焦りにかき消されていく。
「お前はどう思う。 嫌か?」
完全に思考は停止した。
尋常ではない早さの血流を感じながら、爆発しそうな顔の熱を持てあましながら、相手を凝視することしかできない。
彼が私に対してそんな気持ちがあったなんて。
知らなかった。
思ってもみなかった。
その気持ちに対して、私はどう応えたらいいのだろう。
「どんな返答でもいい。言ってみろ。今夜のお前はえらく素直だろう」
相手は静かにアンサーを求めている。
分からない。
正解が分からない。
だってもはや彼はもう、仲間とか上官とか、そういうくくりを越えた存在で。
恋とか愛とか、そういうもので表せなくて。
──本当に?
ふいに頭に浮かんだのは、一縷の問いかけ。
吹けば消えてしまいそうなその疑問は、パラディ島にあった壁の門のように重くて大きな扉を開いてしまいそうな、得体のしれない予感をはらんでいた。
あぁでも、今は何か言わなくては。
「その、兵長のことは、好きとか嫌いとか考えたことなくて、いつも一緒に戦ってくれる人で……、」
──本当に、それだけ?
とにかく口を動かしていると、生まれた疑問はむくむくと大きくなっていく。
「なんて言うか、すごく身近な人で……、」
同時に、なぜだか胸の奥がぽかぽかとあたたかくなってきた。
焦りだとか緊張だとか、その類いから生まれる熱ではなかった。
「……!」
直後、言葉を失う。
膨らんだ問いと熱が手を繋ぎ、私は知ったのだ。
それは苦しくて、切なくて、泣きたくなる、確かな想いだったということを。
今までもきっと感じていたはずの、そのぬくもり。
過酷に吹き荒れる現実という名の暴風が、それをかき消していたのだろうか。
──いや、違う。
胸へ走る、かすかな痛み。
現実を引き合いに出すのは言い訳に過ぎない。
苦手だから。
他愛のないコミュニケーション、感情のやり取りが。
そう。
分からない分野だったから、いつの間にか私はこの気持ちを深いところへしまい込んだのだ。
たった今、それこそが揺るぎない事実だと分かった。
認めざるを得なかった。
なにしろ扉は開かれ、嘘がつけないほど腑に落ちてしまったのだから。
あぁ、「ピークは分かっていない」と胸中でたしなめたのは、どこの誰だったか。
アッカーマンの力が消えた彼は、ほんの少し丸くなったのかもしれない。
一方の私は復興に向けて怒涛のような忙しさだったけれど、ふと思えば、もうこの世界に巨人はいないのだ。
パラディ島に対する警戒は必要だが、以前より、思考の余白が増えた。
周囲からもキリキリするような空気を感じることが少なくなった。
世界は変化したのだ。
私も、変わる頃合いなのかもしれない。
その一歩を踏み出すタイミングが彼と二人きりの夜に訪れるとは予想もつかなったけれど、きっと今だ。
心も体もひっくり返ってしまいそうな、今なのだ。
自覚した高揚と、あきらめにも似た心の開きを感じながら、テーブルの木目を見ているようで見ていなかった視線を、上げた。
見とめた青灰色はこちらを見守っている。
「私も、“そうなる”のは、その、嫌ではないです」
「……そうか」
彼は心なしか安堵した声で言うのだった。
こんな結果になったことを知ったら、皆はどんな顔をするだろうか。
振り返れば、彼との関係を聞いてくる周りの仲間には、この気持ちがお見通しだったのだろう。
つくづく自分のことはよく分からないものだ。
「お前も、よく生きてくれたな」
手が後頭部に触れて、そっと引き寄せられる。
半ば放心状態な私はされるがままに相手の肩口へ額を預けた。
あぁ、そうだ。
生き延びなければという一心でやってきた。
ようやく、彼に対して感じたように、自分にも実感する。
生き延びたのだと。
そして、生きてよかった、と。
触れている肩があたたかく、その温度を求めて彼の胸板に手を添えた。
そうしたら、これまでの距離をなしくずすように腕が背に回って強く抱き締められ、息をのむ。
伝わってくる鼓動や息遣いからより相手を感じることができ、また目の奥がつんとくる。
鼻をすすっても彼は離してくれなかった。
だから隙間から腕を出し、あふれ出るものもそのままに、私も彼を強く抱き締めた。
何度も引き寄せるように、お互いをかき抱いた。
それは、二人して音もなく泣いているような一時だった。
長い長い抱擁が解かれたとき、気付けば午前0時を回っていた。
日付は26日、聖なる祝日は終わりを告げる。
大切にしたい時間ほど、流れは早い。
私はふと思い付いた。
「……兵長の誕生日、もう少し私に作ってくれませんか」
私の視線につられて掛け時計を見ていた彼が、こっちを向いた。
「話したいこと、たくさんあるんです。初めて見つけた動物、不思議な服装の人達……いろんなものを見てきました。その、誕生日プレゼントが、自分ってのもいいんですが……、土産話も贈り物になりますか?」
救援活動で様々な場所に行った。
地鳴らし以前のような活気はないが、どの地も興味深い文化を持っていた。
つたない話かもしれないけれど、ずっとこの土地にいたあなたには楽しんでもらえると思う。
少し驚いたような顔をした彼は、くっと口の端を上げる。
「いいアイデアだ。どちらも受け取ろう」
26日を始める前に、あなたともっと言葉を交わしたい。
この1年を埋めていきたい。
大地と空の狭間に広がる世界は、こんなにも面白く美しかったのだと、伝えたい。
そして、あなたの誕生日をできるだけたくさん祝わせてほしい。
触れ合う膝のぬくもりを感じながら、私は口を開いた。
この世で一番大切な人との25日は、もう少し、続いていく。
Happy birthday,Levi…!
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