sit in the sun | ナノ

10-4


「ちゃんと1人で来てくださってありがとうございます、平塚さん。」

お昼寝お昼寝〜とか浮かれながら外にやってきた私を待っていたのは、女の子3人だった。
え、なんだ、私を待っていたのかこの子達?
待ち合わせとかしてたかな?

「ちゃんと手紙を読んでいただけたようで、安心しましたわ。」

・・・うわぁ、すっかり忘れてた。
そうだ、教科書に呼び出しの手紙挟んであったんだ。
なんて書いてあったっけなー?
うーん確か・・・






『昼休みに、テニスコート裏に来てください』






だったかな?
そうだそうだ、そう書いてあったんだ!
良かった思い出せて♪




って思い出して喜んでる場合ちがーう!




呼び出しの手紙とは全く関係なく、まさに昼休み、テニスコート裏に来てしまった私。
し、しまったーーー!!!
飛んで火にいる夏の虫ってやつか!?
否、今は春だ!
そして虫は嫌だ!




じゃなくて!




「あの、それでお話とは?」

なんだかもう逃げられる雰囲気じゃなかったので、私はとりあえず彼女達の話を聞いてみることにした。






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