sit in the sun | ナノ
06-2
「んーと、クリームパン下さいな♪」
購買に行ったら、うちの好きなクリームパンがありました!
わーいわーい♪
うきうきして、思わずスキップしちゃったよ!
周りの視線なんて気にしなーい!
だってほら、前の男の子だって、うれしそうにスッキプしてるよ!
ホップ・ステップ・ジャーンプ!
ジャーンプ!
ジャー・・・
「って、えー!!!?」
「うわうわ!どけー!!!!」
どたーん!!!
「激ダサだな、岳人。」
えっと、何ですかこの状況。
前の男の子が、ジャンプしたなーって見てたら、そのジャンプがものっすごい高くて、空中に漂ってて、んでそれが落下して来て・・・。
「クソクソ!下に人がいるのがいけないんだぜ!」
そのまま私の上に落ちて来た。
その彼が、第一声にこんなことを喚いた。
「おいお前。」
「は?」
「人の上に降ってきておいて謝罪の一つもないのかおかっぱ!」
ガンッ!
とそいつの腹を蹴り上げてみた。
すると、良いところに入ったらしく、彼は私の上に倒れ込んだ。
ちょっ!
「おい、大丈夫かお前?」
「あ、うん。」
おかっぱの友達だろうか?
長髪の彼(だよな?)に手を差し伸べられた。
その手をつかみ、おかっぱから抜け出した。
「こいつがわりぃな。」
「や、君が謝ることじゃないよ。全部コイツの・・・って
あー!!!!!!!」
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