sit in the sun | ナノ
03-5
「じゃあ、今日の連絡事項は以上!部活あるやつ以外は帰って良いぞー。」
あ、いつの間にかHR終わった。全然話聞いてなかった!ごめんね先生!
どうやら今日はもう帰って良いみたいだ。
ラッキー!ってぎゃー!どっかのだれかみたいな口調になっちゃった!
「ねえねえ、映はもう部活とか決めてる?」
帰る準備をしていると、なっちに声をかけられた。
「ううん、まだ決めてないんだ。」
「前の学校では何に入ってたの?」
「前は帰宅部だよ。いかに家に早く帰るかを競ってたよ。嘘だよ。」
なんかなっちが本気で信じそうだったので止めた。
ごめんなさい。そんな純粋な目で見つめないで!
かわいい!!
「そっか、そうなんだ。でもうちの学校、なにかしら部活入らなきゃいけないんだ。今週1週間は仮入部期間だから、色々見てみると良いよ。」
「え、そうなの!うわーありがとなっち!」
「あ、ちなみに私テニス部だから。今日も部活やってるし、良かったら見学来てね。じゃあまた明日!」
「うん、また明日!」
なっちは颯爽と教室を出て行った。
うーん、笑顔がまぶしい!
そっかー、部活決めなきゃなのか・・・面倒だな。
しかも部活って何部があるんだろう。氷帝くらいマンモス校だったらいろんな部活あるんだろうなぁ。
・・・あ、そういえば氷帝からもらった冊子に、部活一覧表あったっけな。
とりあえず、それ見て考えよ。うん、そうしよう!
「しかし、今日はいい天気だなー。」
窓から外を見ると、そこには綺麗な青空が広がっていた。
時折吹いてくる風も、気持ちよく横を通り過ぎていく。
ああ、良いお昼寝日和!
このまま帰って家で寝てもなー。
やっぱりこう天気が良い日は、木陰でのーんびり寝るのが最高なんだよね。
「うーん、取りあえずこの学校での昼寝場所を探すか!」
よし、そうと決まれば出発だ!
お名前は?
新しく名前を知ると、また世界が動き出した
(20080603/20100601修正)
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