sit in the sun | ナノ

18-5


「まああれだね。私にお酒入りのものは食べさせちゃいけないってことだね!」

うんうん、これからの人生に良い教訓が出来たね!

「って勝手にまとめてるんじゃねぇ!」
「ぎゃ!」

折角綺麗にスルーしようと思ったら、跡部に頭を殴られた。
痛いじゃないか!

「まあまあ、面白かったから良いじゃん!」
「せやな、堪忍したってよ跡部。」
「大体、跡部も手塚が眼鏡取り上げられるの笑って見てたC〜。」
「なっ!?」
「ふーん、そうなんだ跡部。」

なんだよ、跡部だって楽しんでたんじゃんかーと責めて見れば、跡部は言い返せなくなったようで軽く舌打ちをした。

「その話はもう良い。合宿最後のミーティングするぞ。」

あ、話逸らした。

「今回の合宿で分かった、それぞれのウィークポイントだ。」

そう言って乾君が1人1人に紙を渡していく。
青学だけでなく、氷帝の分もあるようだ。

「敵のチームの弱点まで教えて良いのか?」

宍戸が紙を受け取りながら乾君に聞いた。
うん、それ私も思う。
だって青学と氷帝は、いずれ大会で戦うことになるライバルだ。

「弱点を教えるだけだ。それぐらいでうちが不利になることはないよ。それに、今回の合宿でみんなのデータはしっかり取らせてもらったしね。」

そう言うと乾君は眼鏡をくいっと上げて、ニヤリと笑った。

「ふん、言うじゃねえか。」

跡部も腕を組みながらニヤリと笑った。

「はい、平塚さん。」
「え?」

氷帝と青学全員に配り終わった後、そう言って乾君は私に紙を差し出した。
まさか私の分まであるとは思わなかった。
確かにジローと試合した後も、自由時間に英二や岳人とゲームしたけど。
・・・何が書いてあるんだろ。
えっと・・・平塚映、8月2日生まれO型
プレイスタイルはカウンターパンチャー
ここ何年かテニスからは離れていたが、もともと持ち合わせているセンスと運動能力は高い
だが、試合結果から体力低下が著しく見て取れる

「なんや、あたっとるな。」
「ちょ、横から見るな侑士!」
「お、まだ下になんか書いてあるぜ?」




岳人に言われ下を見ると・・・




追記。アルコールに弱く、少量でも酔ってしまうようだ
なお、酔うと他人に絡む、自分の本能のままに行動を行う、しかも覚えていないという迷惑な性格である




・・・。




「「ぎゃはははは!!!」」
「笑うなー!」

こうして、青学との合同合宿は終わった。









色々あったけど
結局こんな最後なのか!?




(20081001/20100601修正)

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