愛し方は人それぞれ

付き合ったのは三ヶ月前。そして、手を繋いで、キスをして…家で一緒に寛いだりして、そして?その次は一体なにがある?何をする?抱きしめて、押し倒して、唇で首筋から胸元まで滑り落ち、いつもそんな所触らないだろうという所に触れ慣らす。
なんて、シュミレーションしてる俺の頭はどうかしてるんじゃないだろうか。最近、世良と一緒に居すぎて感覚が麻痺してるのではないだろうか?いつだって、アイツを甘やかしたくなる。でも世良はすぐに調子に乗るから…ちゃんと叱るべき所は叱らなければ。そんな感じで最近ずっと頭の中でリピートしている。ああ、俺は世良がいなくなったらどうやって生きていくのだろう?


「堺さーん!」

「あ?」

「なに、ぼーってしてるんスか?火ィつけっぱですよ!」

「うお!」


料理中に考え事なんて、俺らしくねぇな…、全く、これじゃあ世良の事を言えねぇじゃねぇか。あ、やべ、少し焦げたなぁ…ま、世良ならどうせ、こんくらいの焦げなら食べんだろ。大丈夫だ俺。落ち着け


「堺さんらしくないっスね!いつもなら食い物を粗末にすんじゃねぇって!怒るのに…不調…ですか??」

「……、」


不調、か。そう言われればそんな気もするが、寧ろ、不調の原因がお前だっていったら…お前はどういう反応をして、俺を慰めてくれる?さて、試してみるか


「ああ、ここ最近不調なんだよ。それでよ、もし不調の原因がお前だとしたらどうする?」

「え…?、俺の、せい…」


コイツのこういう風に戸惑う姿が好きだ。いつもヘラヘラ笑ってる癖して困り顔なんて見せやしない。お前のもっと違う顔が見たいんだ。なぁ、世良。もっと困った顔見せろよ。俺だけに、普段と違う素顔を見せてくれ。


「お、おれ。なにしたら良いでしょうか?、さかい…さん…、捨てないで…?俺!なんでもしますから…っ!側に居させて下さい!」

「なんでも?」

「…っ、はい!」

「じゃ、抱かせろよ。」

「堺、さん…?」


ホント、その顔たまんねぇ




























「ひっ…、んく…!」

「声、我慢すんなよ、世良。」

「堺さ…ん…っ、ひぁ!」


世良の嬌声が部屋に響く、声を我慢してる世良は更に俺を欲情させる。そんな事は逆効果だとコイツは思わないのだろうか?まぁ、男は俺が初めてだとして、女の経験は多少なりともあるだろうに。世良の場合逆にヤられてそうだが。それもまた良しとしよう。まずは世良の緊張感を解いてやらなくては。


「おい…」

「ん、!…な、なんすか…っ」

「こんくらいでヒーヒー言ってどうすんだよ。」

「や、!指…っ!…、ひぁ…さ、堺さんが…っ、あ!前立腺…ばっか、り…弄るからじゃない…スか!…」

「力、入れてたら切れるぞ、中。」

びくん!と世良の身体が揺れ中が締まる。この中に入れたらさぞ気持ち良いのだろうと、これからやる事を世良に謝罪の気持ちもなく指を一本から三本に増やし、更に中をぐちゃぐちゃにする。三本も入ったら結構いけそうだけどな…


「なぁ、世良。入れるぞ」

「へ!?、あ…っ!や!…ひぅ゛う!んく…っ、」


最初は先端しか入らなかったがゆっくりと律動を初めて世良が慣れたと言うところで一気に突き入れた。泣き声にも近い嬌声なんてスルーして、ただ自分の欲が無くなるまで世良を貪った。何度も何度も俺の名を呼ぶ世良に愛しさを感じてキスをしてやればふにゃりと笑った顔にまた自身がでかくなったのを感じた。以外に若いな俺。

「あ!、さかいさん!…さか、い…さん!んぅう゛!…だめ、もう…っ!イっ、ちゃ…!」

「イけよ。世良」

「ひ…っ!あぁあああ゛ぁあ!」

「…っく、」


世良が達した時のキツイ締まり具合に俺も我慢できず、世良の中に欲を吐き出した。


「あ、堺さんの…いっぱい…っ」























「堺さん、ヤりたいならそう言えば良かったじゃないスか!俺なら何回でも良いスよ!!堺さんに、捨てられるかと思って…っ、ひ…っく、怖かったスよ〜!!」


そのまま抱き着かれ頭を優しく撫でて額にキスをしてやれば、また涙を瞳に沢山にして悲し涙ではなく嬉し涙を流すコイツは本当に喜怒哀楽が激しいと思う。普通ならいきなり気持ち変えれねぇよ。ああ、世良は普通じゃないから良いのか。



愛し方は人それぞれ
お前なんか捨ててやんねぇよ。ずっと俺の側にいろ



end.



あとがき
あれ、なんか堺さんがき ち く??なんかね、世良を虐めたくなったから本当しょうがないと思うんだよね。うん。堺さんだって色々溜まってるんだよ!フラストレーションがwww

[ 4/21 ]

[*前] [次#]


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -