熱注意報!
「…っ、……せら!!」
遠くで堺さんの声、でも、頭痛くて動けない、違う、頭痛いんじゃなくて身体が熱いんだ。
「疲労だな、」
「達海監督…」
「んー…、世良の事だから多分すぐ治るとは思うけどいちお、休ませてあげてな。あ、折角だから堺。お前、家にそいつ連れてって看病してやって!」
「は?、」
「ん゛〜…っ」
あっつーい…て此処どこ?見覚えはあるけど、俺の家じゃないし。でもこの匂いは俺の好きな…
「起きたか?」
「堺さん!!」
え!!堺さんの家だ!うわーうわー!久しぶりだ!
「俺…!なっ、なんで堺さん家に!?まだ、お昼ですよ!!?堺そんなに溜まってたんですか!?てか、練習…は、」
ぐいって引っ張られていきなり抱きしめられる。え、あ、そういえば、俺、倒れたんだっけ?
「お前が、疲労で倒れてなかったら今頃おもいっきりぶん殴ってやんのによ…、ばかやろ…心配させてんじゃねぇよ」
「すみませ…」
申し訳ない。堺さんがこんなにも俺を心配してくれるなんて感激!!涙でちゃう!
「…なに、にやにやしてんだ、コラ」
「いふぁい!さかいしゃん!いはいれす〜!!」
ぎゅーって痛い位に堺さんに頬を抓られる。やばい引っ張られすぎて俺のほっぺ垂れる!!!ひえ〜!!いたいよー!!
「ったく、」
「んむ…っ!」
ちゅーって長いキス
「ふ、はぁ…っ」
「…、今度から、体調管理気をつけろよ?」
「は、はい!」
か今日は堺さんがデレる日だあああ!熱を出して良かったなぁ!堺さんが珍しくしょげてる!なんて甘い考えをして堺さんの頭を撫でてしまったのだ、あ、以外と柔らかい……すると目の前が急に堺さんから天井になった。え、押し倒された、?
「さかい、さ…?」
「お前さ…なんで俺がこんなにも我慢してるっつーのに、そういう事する訳?」
「え…っ!?」
そんな、俺頭撫でただけ…なのに、堺さんそんなに我慢してたのかな、そんなに俺我慢させてたんだ…いつもお世話になっている分、色々返さなきゃいけないなとは思ってたけど、まさか…身体を捧げなきゃいけないだなんて!いや!堺さんが望むなら俺の身体を進んであげますとも!
「堺さん!そしたら今ヤりましょう!俺頑張りますから!」
「はぁ!?お前馬鹿だろ!熱上がんだろ!」
「だ、大丈夫スよ!俺!堺さんの為なら熱きっと下がります!」
じぃーっと熱い視線で堺さんを見てたら堺さんも折れてくれてそのままぎゅーってしてくれてキツかったら無理すんなよって言ってくれた…堺さん優しいー…
「ん…っ、ふ、」
初めに口にキスして、どんどん堺さんの下が胸元まできて俺の乳首を舐められた、男でも胸って感じるんだ…と何やら不純な事を考えてたらベロリと首筋を舐められて身体がビクってなった
「…ひゃ!」
「お前、情事中に何考えてんだよ、失礼なやつだな…」
「ひっ…、んく!すみま、せ…」
やばい、身体熱くなってきた…もしかして、感じ過ぎ…?あ、やばい。感じ過ぎじゃなくて唯の熱だ!!
「堺、さ…」
意識が飛ぶ前に堺さんに言わなければ今日は無理です、と
「?、世良?」
「堺さん、あつーい…」
もう、駄目。熱くて頭回らない
堺さんが何人にも見える。真ん中の堺さんに抱き着いて、そのまま眠りについた
「…生殺しかよ…、」
そして、堺さんは俺の抱き枕になって一緒に眠りについたのでした!
熱注意報!
生殺しさせてごめんなさい!
end.
あとがき
堺さーん!!生殺しさせてゴメンネ!大丈夫!ちゃんと愛してるよ!私も世良くんも!!次こそ堺さんに世良くんをヤらせてあげるからね!
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