わんわん!

口を離せば絶え間無く出てくる甘い声。声が大きくなってはキスをしての繰り返し。律動を繰り返して最奥を突いた時、世良の体がビクリと震えてその締め付けに耐えられず中で欲を吐き出した

「さかいさ、…抱き方…、らんぼう…すぎですっ、ん!それに中で出すなら、いえ、っで…しましょうよぉ!はぁ…っ、ふ、」

「ごめんな、世良」

「う゛ー…家に帰ったら優しくして下さい」

「分かった、」

一通りの処理をしてから世良を自分の車に乗せる。処理はしたものの体に今だ熱が篭っている世良は息遣いが荒く運転中は理性を切れないように気をつけた。やはり中途半端に手を出したら世良が我慢出来なくなると分かっていたつもりだったが、結局手を出してしまった自分に反省をして、家に入り真っ先に世良をベッドに押し倒した。

「さかいさん、はやく…っ」

「急かすな、じっくり食べてやる」

かぷりと首筋に噛み付き舌でベロリと舐めて吸い付けば、すぐに痕が付いて優越感に浸ることが出来た。首から胸に移動して痕を何個も付けてたら世良の自身が俺の腹に当たっていた。布越しに自身を握って扱いてやればじわりとズボンに染みができる。

「さかい…さんっ!も…、!じらさな…い、で…っ!堺さんが…欲しいよぉ!」

いつからコイツは誘い上手になったんだろうか。付き合ったばかりの頃は恥ずかしがってばかりでムードすら無かった世良が今は自分から自分を誘ってくれていると思うと嬉しくなり、先程まで自分が挿入していた秘部に指をつぷりと突き入れれば中は既に蕩けている事を指で確認して、指を引っこ抜き世良の足を自分の肩に担ぎ自分の先端を徐々に入れていく。ズプズプとスムーズに中に入っていくのを見て世良が顔を真っ赤にして腕で顔を隠した

「何今更照れてんだよ」

「だって!、こんなまじまじと自分が堺さんの飲み込んでる所を見られてるなんて…!!恥ずかしくて死んじゃうっス!」

「照れんなって言ってんだろうがっ!お前の裸は何回も見てんだから気にすんな!」

「い、!いちいち言わなくても分かってるっス!」

世良が照れて頬を紅くしていると吊られてこちらも照れてしまう事が悔しくて世良の腕を引っ張り柔らかい唇を塞ぐ。
(ちょっと乾いてんな、唇)

「ん、ぅ…っ、んん゛…っ」

口内の中で引っ込めていた舌を絡めとるとぎこちない動きで舌を絡ましてくる
キスは何回もしてるというのに世良はディープキスに今だ慣れていないことが不思議だがぎこちない動きで頑張っている世良を見ていると愛しさが募って頭を撫でてやりたくなる

「んっ!、は、さかい、さ…」

「世良、動くからな」

「あ!、は…っ、んぁ、あ…ッ!さかいさ…っ、好き!やぁ!…んぁ!あっ、ああ!」

ズブズブと中に入り込み挿入を繰り返してやれば簡単に出て来る嬌声で興奮が高まり体に更に熱を篭らせる。

「ふ、ぁ…っ!、ああ!、さ、かいさっ、ん!おれ、イっちゃ…気持ちくてイっちゃう!もうだめぇ!、あ、ああっ!んぁああ――っ!」

びくびく世良の体が痙攣して自分の腹に精液を飛ばしたにも関わらず世良の自身は萎えることをしないで今だ張り詰めていた。先程の締め付けでどうにか中に出さないようにしたが、まだ全然足りなかった。イったばかりで体が敏感になっている世良を無視して腰をまた世良の中に進める

「ひィ!、あ゛、!さか、い…さ!、それ…っ!いじょ、やった、ら…俺こわれちゃう!…あっああ!やぁあ!やだ…!堺さ、!」

「感じまくれよ世良、」

「あ、あ…っ!、やァ…!!あっやっ、ぁ!あああ―――っ!」

二回目の快感に抵抗しながらも果てた世良はくたりと力が抜けて気絶した。世良のキツイ締め付けに一回目は耐えたものの二回目は耐えられず世良の中に欲を吐き出した。気絶していた世良の中の自分の精液を掻き出す度に世良の小さな喘ぎ声でまた自身が張り詰めたのでもう一回程世良のケツを借りた。気絶したのに、なんで声が出るか謎だったが…三回目は完璧に力が抜けていて世良はぐったりしていたので早い内に精液を掻き出して風呂で汚れた体を洗ってやり布団の中に再度潜り込んでやってきた睡魔に身を任せて眠りについた。
因みにETUで見付かった子犬は遭難届けが出ていた犬で飼い主がクラブハウスまで迎えに来て一緒に家に帰ったらしい。


end.

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