年越し

ただ今の時刻、夜中の11時55分、後5分で年越。ぴっぴっとテレビの番組を変えて紅白を観ていた時堺さんに話し掛けられた

「おい、最後はニュースを見んだよ」

「え…っ、紅白にしましょうよ!」

たわいない会話をしてリモコンの取り合いをする。ここだけは絶対に譲れない!!何がなんでも堺さんからリモコンを死守してみせる!

「…っ、世良のくせに生意気なんだよっ!」

「あ、やば…、」

グイッと手首を掴まれて堺さんの逆の手で後頭部を掴まれ、そのままソファーに押し倒された

「んむ、っ…」

キス、なんて狡いっ!やばい、気持ちいい…、舌が入ってきて引っ込めてあった俺の舌も絡めとられて唾液の交換が始まる。口に入りきらなかった唾液が俺の口を伝う

「ん、はぁ…っ、あふ、さかい、さ…、んん゛ー…っ」

あー、もう駄目だ。何も考えられない。気持ちいい。堺さんは狡い、こういう時に限って深いキスをする。俺がねだってもキスなんてしてくれないのに!

ぴっ、

『…、2、1、0!ハッピーニューイヤー!』

「あ…っ!」

やられたー、番組変えられた。最悪、悔しくて涙目できっと堺さんを睨んだけど堺さんは気にせずに俺の頭をがしがし撫でた。むー、優しい、

「世良、年明けたんだから、もっと明るい顔しろよ」

「堺さんのせいっス!!…堺さんはなんか願い事とかあったっスか?」

「なんだよ、突然。」

「俺!昨日神社に行ってお参りしてきたっス!!来年も再来年もずーっと堺さんが隣にいますようにって!!お願いしたんスよ!!」

だから堺さん!ずっと俺の隣にいてください!って言ったら体をぎゅうって強く抱きしめられた。堺さんのハグは凄く好き。堺さんの心臓の音も体温も匂いも直に分かるから。心からホッとする

「お前こそ、ずっと隣にいろよ」

「俺は絶対堺さんから離れないっス!!」

それから堺さんはキスしてくれて、耳元で姫はじめするか?なんて…みっ、耳元で言わないで〜!いや、しますけど、したいですけど!首を縦にこくんと頷いたら嬉しそうに堺さんが額にキスしてくれた






















「ひ、んくぅ…っ」

堺さんの口で自身をベロリと舐められてびくりと体が跳ねる。先端からはさっきから先走りが垂れてきてるし、かなり恥ずかしい

「あ、ふぁ、さか、い…っ!さ!ん…っ、も、や、…」

「早過ぎねぇか?」

確かに早過ぎるかもしれないけど!もう、無理なんだもん…!イきたい…っ!そしたら近くにあった紐で(なんで近くに紐があるんだよっていうのは無しにしましょう)自身をきつく縛られた

「ひぁっ!、う、さかいさ、…ひど…い、うぇ…っ」

「泣くなよ、世良」

堺さんに涙を拭かれても、こんなギリギリな状況じゃ涙は溢れてくるばかりでキツイ。目の前は涙で朦朧としてるし、こんな状況あんまりだ!って思ってた矢先、堺さんにまだ濡れてない孔に指を一本突っ込まれた

「んぁ…っ!」

「中は結構、イケそうだな。もう一本入れるか」

ズグリともう一本、俺の中で堺さんの指が二本バラバラに動いて前立腺に触れて一際高い声が俺から出た。その声で堺さんは気分を良くしてそこばっかり突いてきた

「あ!はっ、んや…や、やだ…っ、堺さ、やぁあ!!」

びくん!体が跳ねて自身は縛られてるにも関わらず先端から多少の精液が出てきた、

「ひ、は…っ、さかいさん、…も、外し、てくだ…さい……っひ…は!ん、…」

「だめだろ世良、これから入れるんだから、」

イったばかりの敏感な体に堺さんの先端が徐々に入ってくる、この感覚、ホントに慣れない。気持ちいいのか気持ち悪いのか分からない中間みたいな、でも、ゾクゾクするから気持ちいいのかな?なんて考えてたらぐりっと力強く前立腺をえぐられた

「はぅ、ぁ゛あ…っ!!」

「は…っ、最中に考え事なんて余裕だな世良ぁ」

「ひ、は…っ、ぁ、あ…っ、う、は、ぁっ、ご、ごめ…な、さ…、ひぃ…、んくぅう!!」

ズポズポと抜き差しをされて、もう、かなり意識が飛びそうになる。でも、意識飛んだら後から、堺さんの言葉責めが始まるから嫌なんだよなぁ。でも、これ、今日のはホントにやばい、意識、と、ぶ、

「はぅ、ぁ、あ゛、んゃああ!」

世良が意識が飛ぶと呂律が回らなくなってやたら俺を求めてくる。別に嫌ではないが、なんてゆうか、理性が、ヤバイ。いつでも可愛いとは思うが、意識が飛んだ世良は可愛くてやらしくなる

「しゃかい、さ、?、ん、っ俺の中、気持ちいいっス、か?、…あふ、…っんぅ」

「ああ、かなり、なっ」

「あは…っ、俺、…っ、嬉しいから、…がんばっ、ちゃ、お、うか…っにゃ…っんぅ!」

いきなり中をぎゅうって締められてかなり腰にきた。だから世良が意識飛ぶと俺が困るんだよ!!あー、やばい、イく寸前にギリギリまで抜きそうな所まで引いて最後におもいっきり奥に突いてやった

「あ!、やら…っ!ひぃあ!いっひゃうう!!!ぅあ゛ぁああ!」

「…っく、」

世良の中に欲をぶち込んで世良は気絶した。そういえば、紐つけっぱだった。外してやったら気絶してるにも関わらずドピュッという音をたてて床に垂れた。後で掃除しなきゃな、その後、世良の中の自分の精液を掻き出す為の作業なのに世良が変な声だすから、色々後始末が大変だった。世良をベッドに寝かせ、すーすー気持ち良さそうに寝ている姿を見たら普通に睡魔がやってきて寝た



end.

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