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結局燈夜の邪魔したらやだなって気持ちと連絡とかめんどくさいなって気持ちで燈夜には黙ってサボり場所探しに来てしまった。
この間の裏庭が逃走範囲に入るのかわからないけど、あそこはチェック済みだから他の場所を探したい。

「えーーーっと…校舎内とか探すか…。」

空き教室とか空き教室とか空き教室とか。

つか空き教室ってどこにあんの……いいや、知らない人に聞くのめんどくさいしそれっぽいとこ探しに行こ。とりあえず普通の教室があるとこじゃない、資料室とかいっぱいあるところとか…。

「よし。」
階段がんばって登る。





***

「はーーーーぁー……つかれた。」
2階までのサボれそうなところを探し回ってついに3階。この校舎は4階建て、まだ折り返し…階段つかれる……。

ほかの階と同じように端から端まで歩いてまわりながら隠れられそうでサボれそうな空き教室を探す。ちなみに2階までは空き教室はなかった。







…………みっけた、空き教室。なんたら資料室がいっぱい並んでるとこの奥から2番目、鍵もかかってない。なんて不用心な、まあそういう部屋を探してたんだけど。

空き教室…空き教室っていうかここ物置だな。なんかよくわからない荷物がいっぱい置いてある、ほこりはかぶってないから最近使われたっぽいけど。物置だから鍵もかかってないのか、かけ忘れたのかはわからないけど。

「ラッキー…教室があるとことも離れてるしいい隠れ場所みつけたかも。」

よし、とりあえず良さそうなとこ見つけられたし帰ろうかな。本当は備えあれば憂いなし、って言うしもう1.2ヶ所見つけれたら良かったんだけど。疲れたし、燈夜が帰るまでに帰っときたいし。4階まであるから微妙にここでやめるのもちょっともやもやするけど……。


「……お前、こんなところで何してんだ。」












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