ローレンス・キング

美津子は仕事帰りに最寄りのイオンで値引きになっている惣菜を買って帰る習慣だった。
値引きになると、通常は高くて手を出しにくい豚の角煮とかスモークサーモンのカルパッチョとかが、100g・100円とかで買えるからだ。そういう、少しの知恵で生活を豊かにしている自分というのが、美津子は好きだった。

その日は仕事場を若干早く出てきていた。
何故かはわからないが、朝から職場全員のモチベーションが低く、退社時間になった瞬間に、帰ろ帰ろ、ってなったのだ。
それで美津子はいつもより早く職場を出、いつもより早くイオンに着いた。
とりあえず惣菜コーナーに向かう。モタモタして、いいものを人に取られたら嫌だからだ。

惣菜コーナーでは、いままさに値引きシールを貼っている所だった。早く来て良かった、と美津子は思った。選り取りみどりじゃねぇか。
美津子は今日は魚の気分だ。だから、カレイと冬野菜の中華あんかけを食おうと決めた。
しかしカレイと冬野菜の中華あんかけには、まだ値引きシールが貼られていない。
確認すると、シールを貼っている店員は新米さんらしく、なんかお寿司コーナーでいつまでもモタモタしている。
早くしろ。美津子は昼からなにも食べていないので気が立っていた。しかし、店員はいつまでもお惣菜コーナーにたどり着かない。
いかん。このままでは、カレイと冬野菜の中華あんかけが、値引かれる前に、値引かれる事も知らぬ無知な若いサラリーマンなどに蹂躙されてしまう。

美津子は仕方なく実力行使に出ることにした。
カレイと冬野菜の中華あんかけを手に持ち、いまだ手巻き寿司に値引きシールを貼っている店員に話しかけた。

「あのー。これって、値引きの対象ですか」

美津子の声に、店員は顔を上げた。











みたいな話なんかしら…




携帯みてたら出てくる電子書籍の広告が、軒並みどんな話なんか想像もつかない感じです

男がふたり、

「真面目な子を弄んで、道をあやまらせたのはお前だろ!?」
「誰が弄んだだと!?」

って言い合ってるとか

どんな状況だ

「うるっさいな、あんたらは!夜にでかい声出さんでよ!近所迷惑やろ!!」

って女が怒鳴る、みたいな流れにしたくてたまらんのですが…



(2013/01/20 18:03)



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