★小話『銀魂民話・お杉の黒い獣』

高杉『ある日、俺は道ばたでもがいていた小さな黒い獣を助けた』

『俺は小さな黒い獣を大切に育てた。やがて小さな黒い獣は立派な黒い獣に成長した。
ある日、領主が競馬大会を開催した。優勝した者は領主の娘と結婚できるという。俺と黒い獣は出場し、見事優勝した。
だが領主は約束を破り、俺に銀貨三枚を与えただけで追い返した。しかも、黒い獣を無理矢理奪った。
俺は泣いて暮らしたが、圧倒的権力を前にどうすることも出来なかった』

『黒い獣は、領主が宴を開いている隙に逃げ出した。
黒い獣は領主の家来に矢をいかけられ、全身に矢が刺さり、俺のもとに戻ってきた時は既に瀕死だった…』

『黒い獣は言った。
しんすけ。私が死んだら私の体を使って楽器を作りなさい。
俺は泣きながら言った。
いやだ。死なないで、獣。
だが、黒い獣は死んでしまった…』

『俺は黒い獣の遺言通り、黒い獣の体を使って楽器を作った』

『それが、この…三味線だ…』


また子『しんすけ様…(feat.スーホの白い馬…)』






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