★小話『シンデレラ』
坂田シンデレラは城のとうしろう王子をいわしてやろうと日頃から目論んでいた。
そこで坂田シンデレラは、継母の長谷川に
「おい、俺も舞踏会に連れていけ」
とねじ込んだ。長谷川は困惑し
「だ、だめだよ銀さ〜ん。銀さんは家のお掃除があるだろ〜」
と拒否したが、坂田シンデレラは
「やかましい。つべこべ言わねーでそのドレスをよこせ。また犯されたいか」
と恫喝し、長谷川が着ているドレスをひっぺがそうとした。
すると
「や、止めてくれよアニキ。長谷川さんが嫌がってるだろ」
継姉の鯱が止めに入ったので坂田シンデレラは無言で鯱を張り倒し、失神した鯱からそのドレスを奪い取った。
が、鯱のドレスは袖んとこがギザギザになっていて気に入らなかった。やはり長谷川のを着るかと思ったが、よく見たら長谷川のドレスは段ボール製だった。
「ああ。こんなギザギザな格好じゃお城に入れないわ。どうしましょう」
嘆く坂田シンデレラは、部屋の隅でお通のフィギュアをいじくっている魔法使いの新八に目を付けた。
「な、なんですか。止めてください。見ないでください」
坂田シンデレラは有無を言わさず新八の萌えグッズを取り上げた。
「今すぐいけているドレス並びに馬車を出せ。さもないと、こいつをヤフオクで1円スタートで出品する」
坂田シンデレラは新八に出させたいけているドレスを身に付け、28センチのガラスの靴をはいた。
続く※
(2012-05-25 01:27)
※続かない
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