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「あっくーん。見てみてー!!アヒルー。」

「あー紫原からの呼ばれ方(ちんを抜かして)ちん、かわいー。」


今日は部活が休みの為、紫原の家で名前と二人お菓子を食べていた。

普通にお菓子を食べるのには飽き、名前は円形のお菓子をアヒルの口に見立てて口に挟み紫原に見せた。

それを見た紫原は自分の口にもアヒルのようにして挟み、名前に近づいた。


「ねーねー、これでちゅーしてみよーよ。」

「んー。難しい・・・!」


アヒル口のまま近づき軽く触れあってみる。


「んーなんかものたりないー。」


だが、アヒル口のせいで直接名前に触れることができないことにもどかしさを感じ、口に挟んでいたお菓子をパクリと食べると、名前が咥えているお菓子にもかぶりつく。

「ん・・・っ!?」

「おいしー。」

「こらっ!あっくん!!」


自分の食べていたお菓子も食べられ、しかも急に唇スレスレまで紫原が迫ったことによりカァっと赤くなり紫原に怒る。


「んー、やっぱりなんかものたりないー。」

「?」

紫原はそう言うと、名前を自分に引き寄せ向かい合わせのまま抱きしめる。
名前は頭にはてなマークを浮かべ、抱きしめられたまま紫原を見つめた。

「紫原からの呼ばれ方(ちんを抜かして)ちんおいしそー。」

カプリ

「っ!?」

紫原を見つめていると、いつの間にか紫原の顔が自分のすぐ近くにあり、唇にキスとは違う感触を感じた。


・・・か、かじられた・・・!?


名前の唇に噛みつき、少し舐めてみる。

「ん!?」

少しして名前から離れると満足そうな顔をしてまいう棒に手を伸ばす。


「やっぱり、紫原からの呼ばれ方(ちんを抜かして)ちんおいしー。」

「・・・あっくん!!」


むー。なんかあっくんにドキドキさせられっぱなしでムカつく!!
私だって、やってやる!!

名前は自分の口に飴を入れ、紫原に向き直った。


「あっくん!」

「んー何ー?」


紫原を呼んでこっちを向いた瞬間、次は名前が紫原の下唇に噛みついた。

「っ!!」

驚いている紫原に対し、名前はしてやったりという顔をして、そのままキスをする。
そしてさっき自分の口に入れた飴を紫原の口に舌で押し込み、唇を離す。

「・・・おいしい?」

「・・・うん。だから、もう1回ー!」

「・・・。」

ニコニコと幸せそうな顔をしながら名前を抱きしめもう1回と強請る紫原。

「ねー紫原からの呼ばれ方(ちんを抜かして)ちーん!もう1回ー。」

「もうダメー!!」
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